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【大リーグ】オルティスは一塁先発 敵地3連戦 あと3打点でPS現役最多打点だ!2013年10月27日 紙面から 第109回ワールドシリーズ(WS)は26日(日本時間27日)に舞台をカージナルスの本拠地ブッシュスタジアムに移して第3戦が行われる。指名打者(DH)制が適用されないナ・リーグ球団の本拠地での3連戦に、レッドソックスのファレル監督は25日、ここまでDHで出場していたデービッド・オルティス(37)の一塁起用を明言。今季、一塁で出場した試合の打率は1割5分8厘だが、今WSで2戦連発と波に乗る“10月男”のバットで敵地での勝利を狙う。一方のカ軍はメジャー2年目右腕ジョー・ケリー(25)を先発に送り、連勝をもくろむ。 6年ぶりの世界一奪還へ、指揮官が打線のキーマンに選んだのはやはりこの男だった。DH制のない敵地での3連戦。第3戦の先発メンバーについて問われたファレル監督は、迷うことなく「オルティスでいく。今年、ナ・リーグの球場で戦った(DH制のない)10試合の交流戦と同じように、一塁を守る機会をつくりたい」と即答。今WSで2戦連発中の4番を、守備に送り出すと明言した。 大砲を1人外してでも、欠かせない存在だ。ここまで一塁を守ってきたのは5番ナポリ。WS第1戦では1回1死満塁のチャンスで走者一掃の適時二塁打。貴重な勝利をもたらした右の主軸だが、オルティスが一塁を守ればナポリはベンチ待機とならざるを得ない。大きな痛手だが、ファレル監督は「それでもオルティスは代え難い。特に今は調子がいい」。カ軍の主要投手は右腕が多いだけに、今ポストシーズン(PS)で5本塁打、12打点と好調な左の大砲に期待をかける。 不安がないわけではない。今季、オルティスはDHでは打率3割1分4厘。だが、一塁を守ったナ・リーグとの交流戦6試合は1割5分8厘に落ち込んだ。守備の負担と慣れないリズム。37歳にとって打撃への影響は大きいが、とうの本人は「一塁に入ることが唯一の違い。打撃には何の変わりもない」と不安を吹き飛ばす。 現在、PSでの通算59打点は歴代5位。17本塁打は同7位だ。あと3打点と4本塁打を積み重ねれば、どちらもジーターを抜いて現役最多。大舞台に強い“10月男”にふさわしい勲章は目前だが、オルティスに気負いはない。 「ナ・リーグでは8人の打者しかプレーできない。その中でジョン(監督)が望むなら、俺はどこでもやるさ。準備はできているよ」 この7年間、ア・リーグ覇者のナ・リーグ本拠地での戦績は5勝14敗。オルティス自身もWSではここまでDHなら打率4割5分、3本塁打、11打点だが、敵地では打率2割8分5厘、0本塁打、2打点にとどまっている。「ま、幸運を祈ってくれ」。勝負のカギを握る4番のバット。ビッグ・パピの愛称を持つ大男が、豪快なスイングで勝利を引き寄せる。 PR情報
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