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【芸能・社会】

みの「一番つらい道選んだ」 番組降板で会見、親の責任語る

2013年10月27日 紙面から

会見冒頭、立ったまま心境を吐露するみのもんた=東京・虎ノ門で(石井裕之撮影)

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 次男の窃盗容疑での逮捕を受け、25日にTBS系情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」降板を発表したタレントみのもんた(69)が26日、東京・虎ノ門のホテルオークラで会見した。「責任は親の私にもある」などと何度も深々と頭を下げ、「しゃべることが天職の私にとって一番つらい道を選ぼうと思った」と降板の理由を語った。

 文化放送のラジオ番組「みのもんたのウィークエンドをつかまえろ」(土曜午後1時)の生出演を終えたみのは、会見場に姿を現すと、無数のフラッシュの中、イスには座らず、直立不動の姿勢に。「私のことで大変世間をお騒がせいたしまして申し訳ございません」と、約20秒間、深々と頭を下げ続けた。

 みのはさらに「子育てを間違え、(次男を)不完全な形で世の中に送り出してしまったのではないか」と声を詰まらせ、「責任は親である私にあります。申し訳ありません」と、次男の事件について謝罪した。

 そして、親としてどう責任をとるか考えた末、「朝ズバッ!」の降板を決意したという。「昔からあこがれだった報道番組から降りるということは、私にとって一番苦しくてキツイ決断だった。親の責任をとるなら、私にとって一番つらい道を選ぼうと思った」と悲痛な表情。「悔しい」と繰り返した。

 冒頭から約20分は立ち続け、次男の事件後からこれまでの思いを吐き出したみのは、ようやく着席し、集まった報道陣からの質問に対応。

 このやりとりでは、事件について「『僕がやったわけじゃないのに』というのは素直な気持ち」と苦笑するなど、先の反省・謝罪の弁とはまったく矛盾した発言も。つい本音を漏らしたと思わせるひと幕もあった。

 子育てで間違っていたと思う部分を問われると「厳し過ぎたと思う。いけないかもしれないけど殴るタイプ」と回答。事件について警察発表と、次男が当初みのに話した内容は大きく異なっていたが、「(次男が)ウソついたのは(オヤジとしてのみのの)怖さが背景か」との質問に「かもしれません」とポツリ。最後に「息子にひとことを」と求められると、大声で「バカヤロー!!」と叫び、息子への怒りを表現した。

 みのはこの日、「みのもんたのウィークエンドをつかまえろ」と、読売テレビ制作のバラエティー「秘密のケンミンSHOW」にも降板を申し入れたが、両局から慰留されたことも明かした。両番組には出演を続ける。

◆一問一答

 −息子と直接会って話したのか

 みの「保釈されてから一度だけ彼の自宅へ行った。彼は玄関口で正座して『ごめんなさい』と謝罪したが、彼の顔を見ただけで5分で出ました。女房だったら、せがれと刺し違えて責任を取っていたんじゃないか」

 −息子に何も言わなかった理由は

 「言うべき言葉がなかった。怒りより悲しみ。今は彼の心の整理ができていない。落ち着いたら話を聞く」

 −被害者との示談は?

 「申し込んでいる」

 −「朝ズバッ!」降板はいつ言ったのか

 「3〜4日前。事務所の人間を行かせてTBSの意向を聞いた」

 −「朝ズバッ!」の広告自粛の話は

 「TBSとの話では出てない」

 −文化放送と読売テレビにも降板を申し出たのはいつか

 「『朝ズバッ!』を自粛した時」

 −番組で他の同様な事件を批判してきたが

 「芸能界の不祥事は取り上げたが、親に仕事を辞めろと言ったことはない」

 −降板しなければいけなかったのか

 「辞めなければ収まらない風潮に感じた」

 −「朝ズバッ!」のセクハラ映像もユーチューブなどで流れている

 「アシスタントのお嬢さんはよくトチるので、そのたびに背中などをたたいたりしていた。セクハラでも何でもない。うまく作られてる映像だなと思った」

 −報道陣からなぜ姿を隠したりしたのか

 「何もしゃべりたくないと思っていた」

 −TBSの大株主だそうだが

 「それは書いたスポーツ紙に聞いて」

 

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