のりこえねっと設立宣言に見る欺瞞と戯言2
先に「のりこえねっと設立宣言に見る欺瞞と戯言」と題したエントリーをあげた。これは、のりこえねっとの設立宣言自体が、日本や日本国民に対する憎悪表現なしには成り立たない欺瞞に満ちたものであり、所詮は戯言にすぎないということを提示するため、敢えて、のりこえねっとの設立宣言に似せて記述したものだ。如何せん私の文章力が稚拙であるため、その主旨を理解して頂けたか不安だが。
のりこえねっととは、ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワークの略称で、民団新聞(ヘイトスピーチに包囲網…在日同胞主導「のりこえねっと」発足/平成25年10月9日)によると辛淑玉(シン・スゴ)氏が呼びかけ人となり立ち上げた団体である。共同代表は、辛淑玉氏を含めて21名。また、記者会見場で同氏は「売られたケンカを買う」と宣言したらしい。
辛淑玉氏が、我々の運動を批判する及び対抗団体を設立するにあたって最初に必ずやらなければならなかったのは「売られたケンカを買う」などというセンセーショナルな発言ではなく、氏によって現在まで続いている日本及び日本人に対する数々の憎悪表現に対する謝罪である。
これこそが根幹でありこの議論の骨になる部分なのだ。先のエントリーで引用したので、氏がこれまでに発言してきた日本及び日本国民への憎悪表現を改めて見ることはしないが、どの発言も歴史的事実を無視したものであり、悪質な捏造や歪曲を根拠とした憎悪表現だらけである。中には、口に出すのもおぞましい信じられない憎悪表現もある。しかし、氏は絶対に謝罪できないだろう。
日本への嫉妬や憎悪が作り出した幻想的で独創的な憎悪表現を、都合良く「歴史観の違い」という言葉に置き換えて思考停止しているからだ。先人や学者の努力によって得られた一次資料やその調査を根拠として、東京裁判以降定着した歴史とは違う歴史を提示すると、歴史修正主義とのレッテルと共に、日本及び日本人に対する無自覚な憎悪表現を繰り広げる。
既に多くの方が主張していることを改めて私が主張する必要もないが、要するに辛淑玉氏及び反日活動を行う一部の在日韓国朝鮮人にとって、自らは絶対的被害者でなくてはならないのである。そこに、我が国は絶対的加害者でなくては気が済まない日本の自称左翼が融合して、序章と前半をカットした物語を後半から仲良く読み始めている状況なのだ。
その様だから、序章や前半戦で何度も繰り返され、張り巡らされた伏線を回収することなど出来るはずもないし、そもそもその必要性を感じていないので通常なら恥ずかしくて外を歩けないような破廉恥な憎悪表現を平気で、日本及び日本人に対して浴びせることができるのである。
戦争とは無関係の日本人に対して、あなたたちが強姦して産まれたのが在日韓国朝鮮人だと言い放つ者が、このような憎悪表現・人種主義・差別に対抗する団体を立ち上げようと呼びかけて、共同代表になり、「売られたケンカを買う」と宣言できるその思考回路を改めて客観的に考えてみて欲しい。普通の感覚では理解できないであろう。
そして忘れてはならないのは、日本及び日本人に対してこのような憎悪表現を日々行っている辛淑玉氏の呼びかけに対して、無造作に積極的に参加する「普通の感覚では理解できない」思考を持つ著名人たちが多数存在するということである。主旨に賛同しての参加であれば、尚更先に提示した辛淑玉氏の憎悪表現への禊ぎが必要になると思うが、共同代表の面々も決してそうは思わないのである。
共同代表に名を連ねている(自称他称に拘わらず)せめて右翼と呼ばれる方々には、「靖国神社は虐殺の象徴」と言い切る辛淑玉氏の強かで熱情的な日本及び日本人への憎悪に対して総括を促して貰いたいものだが、彼らもまた自虐史観に囚われた無自覚で無垢な憎悪表現者なので絶対にそのような行動は起こせないのである。間が抜けているとしか言えない。
最後にこれだけは書いておこうと思う。仮に、誰しもが批判すべき凶悪犯罪を在日韓国人Aが犯したとする。これに対して、抗議を行う者の中には、在日韓国人全体を対象とする者もいる。この「現象」において、批判や抗議を行う者だけがある種、人種差別的性向を持ってるかの様に主張されるが、そんなことはない。日頃から在日社会を擁護する者の大半は、この犯罪を犯した在日韓国人Aを「在日韓国人」という属性を意識して、批判も抗議もしない若しくは擁護するからである。
これこそ悪質な、差別を生産・助長する元凶であり、設立宣言で随所に見られる欺瞞と戯言なのだ。
藤田正樹
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