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特定秘密保護法案で与野党駆け引きへ
10月25日 4時35分

特定秘密保護法案で与野党駆け引きへ
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政府は、「特定秘密保護法案」を25日閣議決定して国会に提出する方針で、与党側は今の国会での成立を目指して審議を急ぐ構えなのに対し、野党側からは、国民の知る権利が侵されるおそれがあるといった懸念が出ており、今後、与野党の駆け引きが展開される見通しです。

国会は、25日衆議院本会議が開かれ、外交・安全保障政策の司令塔となる国家安全保障会議を創設する法案について、安倍総理大臣も出席して趣旨説明と質疑を行って審議入りすることになっていて、与党側は来月上旬までに衆議院を通過させたいとしています。
これに対し野党側では、民主党や日本維新の会、みんなの党が、安全保障体制の充実を図る必要があるとして、会議の創設に前向きな姿勢を示しています。
そして政府は、国家安全保障会議の創設に向けて、特に秘匿が必要な安全保障に関する情報を保護する「特定秘密保護法案」を、25日閣議決定して国会に提出する方針です。
これを受けて自民・公明両党は、「12月6日までの今の国会の会期中に確実に成立させるためには、来月中旬までに衆議院を通過させる必要がある」として、衆議院に新たに設置された特別委員会に法案を付託して審議を急ぐ構えです。
一方、野党側では、政府が指定する特定秘密の範囲が不明確で、国民の知る権利が侵されるおそれがあるとして、共産党、生活の党、社民党が反対する姿勢を示しています。
また民主党内からも「賛成し難く対決法案になる」という声が出ていて、情報公開法の改正案に対する与党側の対応も見ながら最終的な対応を決めることにしているなど、今後、「特定秘密保護法案」を巡って与野党の駆け引きが展開される見通しです。

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