■礒崎陽輔・首相補佐官

 (憲法解釈変更で集団的自衛権行使を容認しても)行使ということは、現実問題としてまったく考えていないわけです。たとえば、米国とは同盟関係がありますが、ほかにも友好国がたくさんある。そういう国と、万が一の時にはお互い助け合いましょうね、ということを言える状態にする、ということなんです。それが抑止力につながる。今は、それを言っても怒られるんです。

 (紛争地域での後方支援は)今は武力行使をやっている国と一体化する可能性があったら、絶対にいけないということで、相当後ろの方でしか(活動)できないんです。ただ、もう少し、たとえば、負傷者を助けるために病院を作るとか、もうちょっと前に行けるんじゃないかと。最前線で日本が戦うような国には絶対いたしませんが、あれだけ世界の国が一緒に戦っている時に、本当の一番後ろの方にしか行けないというのは、もう少し改善すべきだ。(BS朝日の番組で)

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