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福島の人たち カーネギーホールで歌う10月20日 14時41分
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ニューヨークの音楽の殿堂、カーネギーホールで、福島県の主婦らで作る合唱グループが、アメリカの合唱団と共にコンサートを行い、復興への思いを込めて日本の民謡などを熱唱しました。
このコンサートは歌の交流を通じて東日本大震災の被災地を支援してきたアメリカのNPO団体が開いたもので、19日、ニューヨークのカーネギーホールで開かれたコンサートには、日本とアメリカの4つの合唱団が参加しました。
このうち福島からは、地元の合唱グループで活動する137人が招待され、福島を代表する民謡の一つ「会津磐梯山」や「ちいさい秋みつけた」などを披露しました。
メンバーの中には、原発事故ですべての住民が避難している飯舘村の出身の人もいて、福島の復興を願って作られた「そして、春」を全員で熱唱すると満員の会場から惜しみない拍手が送られていました。
ニュージャージー州から来た女性は「福島では、悲しい事故がありましたが、今は未来への希望を感じます。必ず復興すると思います」と話していました。
また、合唱グループの副会長、関千里さんは「家に帰れず、苦しんでいるメンバーもいますが、大好きな歌を歌うことで、元気を取り戻してきました。世界の殿堂で歌わせていただいたことは、私たちの大きな力になります」と話していました。
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