事件阪急阪神ホテルズ偽装、“筆滑って”高いツケ 他の名門にも波紋+(1/2ページ)(2013.10.24 08:30

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阪急阪神ホテルズ偽装、“筆滑って”高いツケ 他の名門にも波紋

2013.10.24 08:30 (1/2ページ)
おわびを掲示する偽装のあった新阪急ホテルのレストラン=23日午前、大阪市北区

おわびを掲示する偽装のあった新阪急ホテルのレストラン=23日午前、大阪市北区

 阪急阪神ホテルズ(大阪市)のホテルやレストランで、「鮮魚のムニエル」と表示しながら冷凍魚を使うなどメニュー表示と異なる食材が使われていた問題が、他の名門ホテルを含め波紋を広げている。調理担当者だけでなく、メニュー表示の担当者が虚偽を認識していたことも判明。コンプライアンス(法令順守)が声高に叫ばれる時代に、同社はなぜ暴走したのか。

 問題が発覚したのは4都府県8カ所のホテルに入るレストラン計23店。同社の井上豊営業企画部長は「メニュー表示で筆が滑ってしまったのではないか」と釈明したが、各ホテルには23日、「返金されるのか」「もう使わない」といった問い合わせや苦情が数百件も殺到した。

 東京・帝国ホテルは、マニュアルに基づき行っている全メニューの発注、納品業務を再確認。広報課は「われわれは正しく表示しているが、問題を他山の石としたい」と話した。

 東京・椿山荘や全国のワシントンホテルなど約50のホテルなどを経営する藤田観光も、食材の産地表示を再度確かめるよう指示した。「『鮮魚』や『地元野菜』といった誤解を招きやすい表示があれば取りやめる」(広報担当)という。

このニュースの写真

新阪急ホテルのレストランの看板=23日午後8時33分、大阪市北区(頼光和弘撮影)
大阪市北区の新阪急ホテル=23日午後(頼光和弘撮影)
大阪市北区のホテル阪急インターナショナル=23日午後(頼光和弘撮影)

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