正妻奪取に意欲満々の小林

【２０１３ドラフト：巨人１位・小林誠司捕手（２４＝日本生命）】

　阿部２世と期待されるイケメン捕手は“巨人の顔”となる資質を兼ね備えている。

　遠投１１５メートルの強肩とインサイドワークの良さが売り物の社会人屈指の捕手。広島・広陵高時代には広島・野村の女房役として甲子園準優勝に導いた実績もある。すでに原監督も「阿部のＤＮＡを引き継いで、近未来、正捕手として戦える力を持っている」と阿部の後継者に指名している。

　そんな小林は勤務先でも“好リード”を見せている。上司の中塚栄治課長は「彼はプロ注目の選手にもかかわらず偉ぶったところが全くないんです。私たちの職場は女性が多いのですが、礼儀正しく先輩にとても好かれていますよ」と証言。ルックスだけではなく性格の良さでも女性社員を魅了しているという。

　また“宴会部長”としても職場を引っ張っている。「忘年会とか節目節目で必ず来てくれます。しかも若いメンバーと一緒に余興をやって盛り上げてくれるんです」（中塚課長）。余興の練習には積極的に参加。ある年の忘年会では若手社員と一緒にＡＫＢ４８に仮装して「会いたかった」を踊りながら熱唱。さらに、ＣＯＷＣＯＷの「あたりまえ体操」も披露して拍手喝采を浴びた。

「自分のできることをしっかりとやり、野球人としても人間としても心から応援してもらえる選手になりたい」と抱負を語った小林。捕手としてはもちろん女性ファンの獲得やチームの盛り上げ役など各方面で力を発揮することになりそうだ。