“伊原新監督”に帽子をかぶらせてもらった森（中）は笑顔でガッツポーズ

【２０１３ドラフト：西武１位・森友哉（１８＝大阪桐蔭）】

　高校球界ナンバーワン捕手のモチベーションはスーパーカーだった。

　西武に単独指名された森は「行きたかった球団の１つ。ＯＢの方々もいるので光栄です」と満面の笑みを浮かべた。

　同じユニホームを着ることになった西武の中村、浅村をはじめプロ球界では日本ハム・中田、阪神・藤浪など大阪桐蔭ＯＢが各球団の主力として活躍。こうした大物ＯＢ軍団が毎年１２月に母校のグラウンドで自主トレを行うことが恒例となっている。

　そんなＯＢたちの中でもナインの憧れとなっているのが愛車のランボルギーニ・カウンタックで寮に訪れる阪神・西岡だ。ランボルギーニと言えばスーパーカーの代表的存在。西谷監督も「西岡はスターですからね。一度“運転させてくれ”と言った。ダメって言われましたけど…」とうらやむほどだ。当然、ナインにとってもスーパーカーを運転してさっそうと登場する先輩は憧れの的。森も「かっこいいと思います。自分もそういう選手になりたいです」と目を輝かせている。

　早い段階からプロへの思いを強くしていた森だが、その根底には西岡をはじめカッコいい先輩の姿を見てきたからだろう。「将来的にクリーンアップを打ちたい」と目標を語った森。自身がランボルギーニに乗る姿を想像しながら西武の正妻を目指す。