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韓国の原発で手抜き整備疑惑、稼働停止し調査へ

 韓国政府の原子力安全委員会(以下、原安委)は23日、手抜き整備疑惑が浮上したハンビッ原子力発電所(全羅南道霊光郡)=旧・霊光原発=2号機の安全性について調査を行うため、今月30日から原子炉の運転を停止する、と発表した。

 斗山重工業が今年3月、ハンビッ原発2号機の蒸気発生器の溶接を行った際、溶接材料としてニッケル合金「インコネル690」ではなく「インコネル600」を使用したという疑惑が先月浮上し、これを受けて調査が行われることになった。二つの材料に大きな違いはないが、規定では「インコネル690」を使用することになっている。

 原安委はハンビッ原発2号機の溶接部分の安全性を確認するため、表面の材質検査や非破壊検査などを実施する予定だ。原安委は「検査にかかる期間は10日程度を見込んでいるが、稼働停止の期間はさらに伸びる可能性がある」と説明した。

 ハンビッ原発を運営する韓国水力原子力(韓水原)=韓国電力公社の子会社=は「現在、電力供給量から需要を差し引いた予備電力は600万-700万キロワット程度で、ハンビッ原発2号機(100万キロワット)の稼働が一時停止しても、電力の受給に大きな影響を及ぼすことはない」と説明した。

趙虎鎮(チョ・ホジン)記者
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