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除染に伴う枝葉 相馬市が来年1月から焼却へ 試験焼却で問題ないと判断

 東京電力福島第一原発事故に伴う除染作業で生じた相馬市内の枝葉などの廃棄物について、市は25日、市内光陽地区に国が仮設している震災がれき代行焼却炉で焼却処分を始める。
 市は環境省の協力を得て市内の除染作業の枝葉廃棄物約100トンを9日から4日間、試験焼却していた。放射性物質濃度の測定結果では炉排出ガスからセシウムは検出されず、周辺の空間線量にも変化はなかった。25日の区長会、市議会全員協議会で結果を公表。今後の工程案などを説明し、焼却処分の本格導入に了承を得た。
 市は環境省から炉を借り受け、来年1月上旬から焼却を始める。今年度は市内玉野地区や山上地区などの除染で生じた枝葉や牧草、堆肥など合わせて約4675トンを震災がれきと混ぜて燃やす方針。市は濃度測定を続けて定期的に公表し、セシウム検出が確認された場合は焼却を中止する。
 11月下旬ごろから焼却炉付近に作業テントなどを設置し、準備を進める。焼却灰は焼却炉付近の仮置き場に置く。

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