東日本大震災:福島第1原発事故 相馬市内の除染廃棄物、光陽の焼却炉で処分 /福島

毎日新聞 2013年10月26日 地方版

 相馬市の立谷秀清市長は25日の区長会で、同市光陽の震災がれき用仮設焼却炉で市内の除染廃棄物を焼却処分すると発表した。試験焼却で排ガスに含まれる放射性物質の濃度と周辺の空間線量を測定し、問題ないと判断した。放射性物質が検出された場合は中止することを条件に、破砕設備などを整えて来年1月上旬から実施する。

 試験焼却は、焼却炉3基のうち最も処理能力の高い3号炉(1日当たり270トン)で今月9〜12日、山上地区の除染で生じた枝葉約100トンをがれきに混ぜて燃やした。炉は処理装置(バグフィルター)付き。排ガス中の放射性セシウムは試験前と同様に不検出(検出限界値未満)、焼却施設入り口の空間線量も毎時0・08〜0・1マイクロシーベルトで試験前とほとんど変わらなかった。

 計画では、住宅や農地の除染で発生した枝葉や牧草、農業系廃棄物の堆肥(たいひ)など4675トンを地域の保管場所から搬入し、来年3月までに焼却する。その後、今後の除染などで生じる廃棄物を処分し、計7500トンを処理する。焼却灰は仮置き場に一時保管し、双葉郡で計画されている中間貯蔵施設に移す。

 立谷市長は「地域から強い要望があるので、セシウムが出ないことを確認しながら進めたい」と説明した。【高橋秀郎】

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