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地下貯水槽へ雨水移送 第1原発、台風27号の影響
2013.10.26 13:22
東京電力は26日、台風27号に伴う雨で、福島第1原発の地上タンク群を囲む堰(せき)の水があふれる恐れがあるとして、計7カ所の堰から、2つの地下貯水槽に水を移送した。また別の2カ所の堰では、水の放射性物質の濃度が排出基準を下回っているとして、ポンプなどで敷地内に排出した。
汚染水問題をめぐる東電の対応は後手に回っており、今回も厳しい判断を迫られた形になった。
東電によると、移送したのは「H2北」「H5」「H6」などのタンク群の堰にたまった雨水。放射性物質のストロンチウム90などの濃度が東電の排出基準(ストロンチウム90で1リットル当たり10ベクレル)を上回っている可能性があるという。
地下貯水槽は敷地内に7カ所あり、4月の漏洩判明で使用を中止していた。
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