<落合も桑田もメッタ斬り>

 まるで憑(つ)き物が落ちたように、番長・清原が冗舌だ。週刊誌で、スポーツ紙で、言いたい放題をぶちまけている。

 例えば、今週発売の週刊実話の独占インタビュー。
〈(加藤コミッショナーが統一球の問題を)しらなかったって、そんなアホな話、社会で通る? 厚かましさにビックリするわ。便所のスリッパで頭“パーン”やで〉

〈落合さんはホンマ、性格悪いで(中略)。飛行機で移動するとき、席順まで決めるんやけど立浪をエコノミーに座らせたり。そんな女のイジメみたいなことしよるのよ。ヘタレ野郎がこういうイジメ方するんだな。人としては最低でしょ〉

 とまあ、こんな感じで、楽天の星野監督や日本ハムの大谷、侍ジャパン監督の小久保などをメッタ斬りにして、最後に「うん? 桑田のことは聞かへんのか」と言って対談を終えているのだが、その桑田のことは、24日の日刊スポーツでぶちまけた。

 運命のドラフトの日、巨人の桑田指名を聞いて、〈頭の中が真っ白になった〉〈チームメートが「許せん」と言って、金属バットを持って桑田を探し回った〉〈中村順司監督が
 「(桑田と)会って話をする気になんて、とてもなれない」と言って涙を流した〉などの秘話を明かし、〈桑田に言いたいことがある〉とこう語ったのである。

〈なぜ引退後に早大大学院に進んだのか。桑田が早大を断って巨人に入ったためにPLの後輩は早大進学のルートを断たれた。いまだに1人も入っていない。これは動かせない事実だ。だから桑田の進学が信じられなかった。桑田が早大に入った時、多くのOBは驚き、怒った〉

「自分さえ良ければいい」という桑田の本性、偽善者ぶりをものの見事に暴いたのである。

「こわもてイメージが定着し、それがキャラになったことで、すっぱり、球界復帰の道を断ち切ったのでしょう。だったら、言いたいことを言わせてもらうということだと思います」(清原の知人)

 今後の“活躍”に期待したい。