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【ゴルフ】

井上 ホームで自己ベスト65 首位と3打差 恩返しV狙う

2013年10月26日 紙面から

◇ブリヂストンOP<第2日>

 ▽25日、千葉県・袖ケ浦CC袖ケ浦C(7119ヤード、パー71)▽雨、気温21・6度、風速1・4メートル▽賞金総額1億5000万円、優勝3000万円▽102選手(うちアマ2人)▽観衆1395人

 初日56位だった井上信(38)=袖ケ浦CC=が、6バーディー、ボギーなしの65をマーク、通算4アンダーで首位と3打差の4位に浮上した。研修生時代からお世話になっている所属コースで「恩返しのV」を狙う。通算7アンダーの首位には、大会史上初の3連覇を狙う谷口徹(45)と、この日67で回った丸山大輔(42)=アイテック、同じく64をマークした韓国の朴銀信(パク・ウンシン)の3人が立った。

 朝からの雨をものともせず井上が追い上げた。「ホームコースで予選落ちはしたくないと思っていたので…」。1、2番で2・5メートルを沈めて連続バーディー発進。その後も4バーディーを奪ってスルスルとV圏内に上がってきた。「きょうはミスらしいミスがなかった。もう少しいいスコアが出る雰囲気はありましたけどね」。今大会の自己ベストタイスコアの65をマークした井上が淡々と振り返った。

 1997年に研修生として入社、翌年にプロ転向後は所属先となった。「これまで1000ラウンドはしていると思う」というほど、このコースを熟知している。

 「今年は4回ぐらい。でもホームコースに帰ってきて、ショットの感じが戻ってきた」。7月の全英オープンでメジャー初出場を果たしたが、17オーバーの147位という散々な目にあって帰ってきた。無理をして腰も痛めた。痛みが治まり、調子が上がってきた。

 プロデビュー戦が1998年のこの大会。これまで11回出場して、2005年の4位が最高で、06年に7位と2度のベスト10入りを果たしている。ツアー優勝は04年ABC選手権と08年キヤノンオープンの2勝。「自分は一発屋と思っている。行けるときにいくタイプ」と威勢がいい。

 予選落ちの心配どころか、一気のV圏浮上に「ここで勝ちたい思いはある。(3日目以降は)パター勝負。グリーン(のライン)は読めるけど、そこに打てるかだね」と手ごたえ。「今回は十分チャンスがあると思ってやりたい」と、所属コースへの「恩返しV」へ本気モードだ。 (櫛谷和夫)

 

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