さかもっチャーハンＶＳ田中マー丼！伊丹の中華料理店でメニュー対決

　２６日から始まるプロ野球日本シリーズを前に、巨人・坂本勇人内野手（２４）と楽天・田中将大投手（２４）の出身地である兵庫県伊丹市が、盛り上がりを見せている。同市内の中華料理店「開華亭」では、２人にちなんだ特別メニューの注文数で勝敗を決める「もう一つの日本シリーズ　場外編」を２５日開幕。初日は坂本メニューに軍配が上がった。

　阪急伊丹駅から徒歩約２分にある「開華亭」では、「もう一つの日本シリーズ」と銘打って、田中と坂本にちなんだメニュー対決をこの日から始めた。

　「田中マー丼」は麻婆豆腐の上に、田中の好物であるオムライスが合わさった一品。「さかもっチャーハン」は、オレンジ色のジャイアンツカラーをイメージしたチリソースで味付けしたチャーハンの上にたまご。それぞれ、「１８　マーくん」「６　さかも」と、２人の背番号とあだ名がケチャップで描かれている。

　店主の甲斐智也さん（３８）＝写真＝によると、田中の開幕２４連勝のプロ野球新記録や楽天のリーグ優勝を記念して、９月２８日から「田中マー丼」の提供を始めたという。しかし、巨人と楽天が日本シリーズに進出。小学校時代、地元少年野球チーム「昆陽里（こやのさと）タイガース」でバッテリーを組んだ同級生対決が実現することに。ともに同市をＰＲする伊丹大使とあって「こんなことはもう起こらない。何とか盛り上げよう」と、急きょ“坂本版”も考案、「もう一つの―」を企画した。

　甲斐さんは「田中マー丼は土鍋のアツアツ状態で田中投手の闘志を、さかもっチャーハンはピリ辛さで坂本選手のスマートなイメージを感じてもらえれば。味に自信はあります」と胸を張った。

　勝敗は、２５日から実際の日本シリーズが終了するまでの期間内（定休日の３０日を除く）の１日ごとの注文数で争う。初日は、午後１１時の閉店間際に“勝ち越し注文”が入った「さかも―」が先勝した。甲斐さんは「新メニューという珍しさもあったんでしょう。今後も一野球ファンとして楽しみたいです」と話した。

（2013年10月26日06時05分スポーツ報知）