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【格闘技】

大毅 12・3王座統一戦 WBA王者ソリスと初防衛戦

2013年10月26日 紙面から

12月3日にWBA王者との統一戦が決まったIBF王者の大毅=東京都内の亀田ジムで(亀田ジム提供)

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 国際ボクシング連盟(IBF)スーパーフライ級王者の亀田大毅(24)=亀田=は25日、東京都内で会見を開き、12月3日に大阪市内のボディメーカーコロシアムで世界ボクシング協会(WBA)同級王者のリボリオ・ソリス(31)=ベネズエラ=と初防衛戦となる王座統一戦を行うと発表した。日本人選手の団体王座統一戦は、昨年6月の井岡一翔(井岡)と八重樫東(大橋)によるWBA・WBC世界ミニマム級王座統一戦以来、2度目となる。

 これで、燃えないわけがない。初防衛戦がいきなりWBA王者との王座統一戦となった大毅は「刺激的なカードやな。一つ一つ、勝つことしか考えていない。人生、挑戦やからな。記録というより、記憶に残る試合をしたいと常々思ってるからな」と口元を引き締めた。

 ソリスは身長163センチながら、リーチが176センチと異常に長いのが特徴。好戦的な右ボクサーファイターで、今年5月にWBA同級王者の河野公平に挑戦して、判定勝ちで王座奪取。当初、2階級制覇を目指す大毅はWBA王者のソリスへの挑戦を視野に入れていたが、IBF王座決定戦に切り替え、9月3日に王座奪取。一度は幻となった対ソリス戦は、団体統一戦として形を変え、実現する運びとなった。

 9月にIBF王座奪取直後、あまりに減量が過酷なことから「もう、辞めたい」と引退をにおわすような発言をしていた大毅。その後、引退発言は撤回したが、今回も減量がきつくなることは目に見えている。なぜなら、汗の出やすい夏ではなく、汗の出にくい冬場にさしかかるからだ。

 本人も「今回は、減量は結構、きつくなると思う」と覚悟している様子だ。めでたく、王座統一後は、スーパーフライ級に別れを告げて、バンタム級転級で3階級制覇を目指すという、シナリオも見えてきそうだ。 (竹下陽二)

 

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