ちはるさんのお家にお邪魔してウリ坊を解体してきました。
ウリ坊を解体しました
まずは写真から見ていきましょう。一応、血が苦手な方はブラウザ閉じた方がいいと思われます。
今回解体するのはウリ坊。すでに血抜きされ、内蔵も分けられ、冷凍されています。これは解凍中の姿。左に見えるのは内蔵です。
解凍した内蔵はちはるさんが切り分けて保存。
さて、解凍が終わったウリ坊。
ここから解体していきます。すでに内蔵は外れているので、それほど苦労はなさそう?
見よう見まねで、肉と皮を剥がしていきます。使っている道具は東急ハンズとかにも普通に売っている大型のカッター。最後までこれだけです。
皮を引っ張るようにして、カッターの刃を入れ、間にある薄皮をメリメリと切っていきます。半分処理するのに2人掛かりで20分くらい(?)掛かりました。あばらとクビに脂が少し付いていて、皮を傷付けないように、かつ脂を身に残すように切っていくのが難しい。
皮を完全に剥がすとこんな感じ。イノシシには見えませんね。時間を計ってなかったのですが、多分ここまでで1時間以上掛かってます。
ここで、リビングで昼寝していた娘が泣き出し、写真撮影を担当していた妻が離席。写真が少ないのですが、ご容赦ください。この後、前足、後ろ足、あばら骨を切り離し、身を分けて完了。
毛には雑菌がいるので、消毒しつつ、身に付いてしまった毛を洗い流します。
ここまで来るとお肉ですね。頭も美味しく食べられるとのこと。
ハツと足を炭火焼きにしていただきました。鳥肉のようにクセがなく、それでいて肉汁がじゅわっと。炭火焼なので薫製の風味が付き、食欲をそそります。
「当たり前」の仕事
やってみて感じましたが、解体だけだと、魚の三枚おろしと変わらない作業、という印象です。時間が掛かり、体力をけっこう使う、という違いはありますが。
ちはるさんいわく、「顔の周りの皮を剥がすときに目が合って辛いかも」とのことでしたが、ぼくは特に感動することも、衝撃を受けることもありませんでした。魚を解体するとき、別段ドキッとしないのと同じですね。特別なことではなく、「当たり前」に知っておきたいスキルを学ばせていただいた感じです。これはやっておいてよかった。貴重な体験をありがとうございます。
…と、まぁ、なんか一見つまらない感想で申し訳ないです。解体の感想は、あくまで「ぼくにとっては」なので、人によっては大きく感じ入るところもあるのでしょう。自分で殺した動物だと、また感慨も違うのかもしれません。色んな人の感想を聞いてみたいなぁ。
しかしまぁ、この小さなウリ坊を解体するのに、1時間以上掛かっています。700kgにも及ぶ牛の解体なんて、想像できませんね…。全国には見学のできる屠畜場がたくさんあるとのことなので、一度見に行ってみようと思います。
関連記事:狩猟系女子ブログ「ちはるの森」のコメント欄が炎上していて興味深い