公選法違反:福岡選挙区・古賀被告 起訴内容認め結審
毎日新聞 2013年10月25日 13時18分
7月の参院選の告示前に、投票依頼の報酬を支払う約束をしたとして、公職選挙法違反(買収、事前運動)の罪に問われた古賀輝生(てるお)被告(50)=東京都品川区=の初公判が25日、福岡地裁(江口和伸裁判官)であった。古賀被告は起訴内容を認めた。検察側は「民主主義の根幹を揺るがす悪質な犯行」として懲役1年6月を求刑し、結審した。
古賀被告はみんなの党公認で福岡選挙区に立候補したが落選した。
古賀被告は「比例代表から小選挙区にくら替えすることが選挙直前に決まり、無償で働いてくれるスタッフを確保することができなかった」と述べた。
起訴状によると、公示前の5月下旬〜6月下旬ごろ、福岡市博多区の選挙事務所で、男性3人に有権者への投票依頼をしてもらう報酬として時給800円か日給1万円を支払う約束をし、事前運動をしたとされる。【遠山和宏】