核融合研:職員が市民団体ブログに匿名書き込み→処分
毎日新聞 2013年10月25日 20時43分
核融合科学研究所(岐阜県土岐市)は25日、男性職員(57)が勤務中に、市民グループ「多治見を放射能から守ろう!市民の会」のブログに書き込みをしたとして、訓告処分にしたことを明らかにした。処分は24日付。
核融研や同会によると、職員は今年5〜7月、同会のブログのコメント欄に「よくまあこれだけ根拠のないコメントを集められたものですね」「核融合研から名誉毀損(きそん)で訴えられるかもしれませんよ」などと、匿名で4件書き込んだという。
核融研は処分理由について「職員がパソコンを職務外に使用したため」と説明。小森彰夫所長は「関係者や市民におわびします。再発防止に向けて就業規則の順守を徹底します」とコメントした。
同会は、核融研のパソコンから書き込まれたとして、今月15日に事実関係を確認するよう求めていた。同会の井上敏夫代表は「送信したのが1人だけなのか疑問だ。核融研側と意見交換する場を設定して真相を解明したい」と話した。【小林哲夫】