MOON BABY

赤い月が輝く夜には綺麗な花束を。

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銀色の月  〜第3章〜

今日は風が気持ち良いから窓を開けて、美味しい紅茶をいれて、猫をだっこして空を見上げてた。暖かい日差しが差し込むなかでマリリンマンソンの「戦いの歌」の歌詞をちょこっと変えて大きな空に向かって歌った。
「僕はてめぇ等の神の奴隷じゃねぇ」って。

ピンポーン!家のチャイムがなった。ドアの前に立って覗き込むとそこには、まるで天使の様な美人が立っていた。澄んだ瞳にさらさらとした黒髪。びっくりした僕はすぐさまドアを開けた。すると彼女は言った
「てめぇさっきからうるせぇんだよ。あんまチョーシこいてっとケツの穴から手ぇつっこんで奥歯ガタガタ言わすぞ?」

。。。うわぁすげぇ汚ぇ言葉づかい。。。あまりにもびっくりしたので彼女をむりやり部屋に連れ込み、新曲「シンデレラが死んでらぁ」をまた歌ってあげることにした。

「シンデレラが死んでらぁ〜助けに来たのに死んでらぁ〜」

彼女は黙って帰って行った。すっかり空も暗くなったし、紅茶も冷めちゃった。こんな幸せな今日はこのまま猫と星空を眺めてる事にした。
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シンデレラ空を見上げて

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