MOON BABY

赤い月が輝く夜には綺麗な花束を。

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日常

暗い部屋に一人でいた。
そこでは何かが始まって何かが終わってしまっていた。






「世界」はいつも真っ暗で。









不安で助けを求めたり。


怖くて壁を壊そうとしたり。


大声で泣いてみたりしたけど。









それでも世界は真っ暗で。









だから変化には気付かなくて。


怖かったけど電気を付けてみた。


そしたら窓に全てが写ってた。






急いで助けに来てくれていた人。


壁を必死に直してくれていた人。


泣いてる僕に温かい毛布と紅茶を持って来てくれた人。





でもね、









すぐに電気は壊れてしまった。


また僕は真っ暗な部屋で指の無い人形と一緒に寝るんだ。









おやすみなさい。




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おやすみなさい。

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