【大阪から世界を読む】反日一本槍の韓国メディアが変節? 朴大統領に「日本と対話せよ」  (2/3ページ)

2013.10.25


ソウルで開かれた「光復節」の記念式典で、万歳三唱する朴槿恵大統領(手前)。日韓関係改善に動かぬ姿勢に、内外から日増しに批判が高まっている=2013年8月15日(AP)【拡大】

■日本との対話を呼びかける韓国メディア

 あらゆる事柄を「反日」論理にすり替え、日韓の関係を悪化させているのは一番の原因は韓国側にあるが、韓国メディアもその異常さに気がつき始めたようだ。

 朝鮮日報は10月11日付の社説で、相変わらずの日本の安倍首相批判を展開しつつ、一方で、朴大統領に対しても「韓日関係があまりに異常な状況にあること。最終的に双方にとって良くない結果をもたらす」と警告している。

 中央日報も「嫌な人とも対話するべき」と題した記事で「韓国・日本の間で対話が必要ということだ」と主張。その上で、「北東アジア平和協力の一国である日本とは、平和に進むどころか、言葉さえ交わさないようだ。あたかも国会、特に野党に対するように、北朝鮮に対するようにしている」と指摘している。

 両紙とも、日韓関係の悪化は「日本が悪い」と相変わらず横着な持論を展開しているが、いずれも朴政権が対話に乗り出すように呼びかける形をとっている。

 確かに、朴大統領の態度は不遜だ。10月初め、インドネシア・バリ島で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)関連会議の冒頭、隣の席に座った安倍首相と朴大統領は数十秒間会話し、7日の首脳夕食会でも社交程度の会話を交わしている。いずれも安倍首相側から声をかけているが、朴大統領は会話にほとんど応じず、せっかくの接触の機会を自ら封じた。

 関係改善をしようなどという真摯(しんし)な態度もなければ、隣国との関係を強(したた)かにこなそうという意図もみえない。要するに、一国のリーダーらしさに欠け、さらに日米間の親密さが増していることもあって、韓国メディアを苛立(いらだ)たせているのだろう。

 

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