【大阪から世界を読む】反日一本槍の韓国メディアが変節? 朴大統領に「日本と対話せよ」  (1/3ページ)

2013.10.25


ソウルで開かれた「光復節」の記念式典で、万歳三唱する朴槿恵大統領(手前)。日韓関係改善に動かぬ姿勢に、内外から日増しに批判が高まっている=2013年8月15日(AP)【拡大】

 「反日」姿勢を続ける韓国メディアだが、最近、弱気な姿勢も出始めている。自国の不遜で、横着な態度を、外国人の知識人に批判させ、また、日本との対話を頑(かたく)なに拒む朴槿恵(パク・クネ)大統領に行動を促してもいる。歪(ゆが)んだ教育で「反日」論理を振り回してきたが、それが国際的な孤立につながる道だということにようやく気がついたのかもしれない。ただ、自国を「世界一」と勘違いしている国のことだ。過剰な自信と「反日」論理の新手の表現方法かもしれないが…。

■韓国の行き過ぎを警告する韓国通の外国人

 「外国人に15分間、ウリ(韓国・韓国人を表す韓国語)と言ったら逃げられる」

 「世界で唯一だと宣伝すれば国粋主義に傾倒しているように思える」

 朝鮮日報(電子版)で、ドイツ人の韓国研究家で、漢陽大の元碩座教授のウェルナー・サッセ氏はそう苦言を呈している。サッセ氏は韓国文化への造詣が深く、定年後の2006年から韓国に定住し、10年には韓国人と再婚。韓国大衆文化に関するエッセーも出版している。

 そのサッセ氏は同紙の取材に対し「韓国人の行き過ぎた国粋主義は問題」と指摘している。さらに、漢陽大学で指導していた当時も、若い韓国人たちが自らの文化に無知なことに驚いたことなどを紹介。「5千年の歴史」を取り上げ、科学的な証明が必要とした上で、「過度に自慢すれば外国では笑いぐさになるかもしれない。誇張せず、体系的に、事実に基づいて韓国の歴史を紹介したほうがいい」と忠告している。

 実は、外国人による韓国批判はこれだけではない。

 米ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は、「韓国の危険 日本に対する自らの立場の過剰な自信」と題した韓国在住の政治学者のカール・フリートホーフ氏の記事を掲載した。同氏は、安倍晋三首相と朴大統領の首脳会談開催を呼びかけ、「大胆なリーダーシップを示すべきだ」と、頑なに拒否し続ける朴大統領の姿勢を批判している。

 同氏は、朴大統領の反日姿勢について、中国との結びつきを強めるだけで、対北朝鮮で問題が起きたときの日本、米国との連携を薄め、国際的な孤立を招く可能性があるなどとも指摘。首脳会談については「(会談を)実施したからといって、過去を忘れることを意味しない。国家レベルでの高い代償を支払う前に、会談は日韓関係を元に戻すための確かな手法だ」と丁寧に諭している。

 2人の警告は、歪んだ教育をすり込まれ、ただムードだけで「反日」論理を振りかざす韓国人を端的に言い表してもいる。

 

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