postheadericon “告発” の行方・・・

昔そんな映画がありましたね。。笑
“告発” って・・・されたほうが悪、したほうが正義、でしょうか?
わたしは必ずしもそうとは思いません。
大事なのは、そのことで最も損害を被るのは誰? 何? ということ。
誰にどんなメリットがあるのか? ということを
ちゃんと見極めることではないかと思っています。
わたしが関わってきた『にゃんだーガード』について

今もいろんな方からいろんなコメントや質問をいただいています。

この件については当初から今日まで静観のつもりでしたが、

今回限り見解を述べさせていただこうと思います。
動物愛護団体が支援を募り集まった浄財は、

一円たりとも無駄に使われてはならないと思っています。

ただ・・・わたしが誰かに何かを支援する時は、

誰か何かを“信じて”支援します。

すべての命を救うことはできないけど・・・

だからこそ、時に誰か何かを “信じて” 支援することにより、

わたしは救った気になれるような気もしています。

わたし自身が救われることだってあります。

なので・・信じると決めたからには信じ通したいと思うのです。

 “信じる”とは、そのようなことではないかと思います。

信じられないのなら、

支援しなければいいだけのこと・・ではないかと。
また、今回取り沙汰された収支は2年間で約5000万円?
1年間で3000万円弱・・・

天下り官僚の年収にも満たない金額?

企業運営をするとしたら零細企業もいいところ・・・

この金額で果たしてあの規模のシェルターを恒久的に維持できるのか?

わたしは、そちらのほうに不安を覚えました。

巨悪はもっと別の場所で弱いものを犠牲にして私腹を肥やしている・・・

被災地や被災動物のことなど忘れ私利私欲を貪っている・・・

そう思えてなりませんでした。

この、理不尽なことばかりの世の中で・・・

今なお被災動物に心を寄せるのは、本当にごくごく少数の、心ある人・・・

そういう人たちが意見の違いから叩き合い、潰し合っている・・・?

傷つき疲れた仲間が離れていき・・・

最も被害が及んでいるのは弱く物言えぬ被災動物ではないかと思うのです。。

だからこの数カ月は・・・
ただただ苦しく悲しかった、わたしの率直な思いです。
昨今・・・ネットは “炎上” や “告発” ばやり・・・?

ちょっと(かなり)うんざりしています。。

告発する側は相手の非を責めいろいろなことを暴露するけど

あくまで一方の話なのだから・・・

相手には相手の言い分があるでしょうし、

わたしは話半分に聞いておくべきと思うのですが・・・

なのに簡単に同調加担して「いいね」「シェア」って・・・?

「わたしは思慮が足りません」って

自ら恥をさらしてるようなものだと思うのですが・・・?
それに・・・人を傷つけ、責め、貶める言葉は、立派な凶器です。

わたしには斬りつけられた人の心から

血が噴き出しているのが想像できる・・・

だから、そんな言葉を人に向けては使いません。

使いたくない、使わない、と強く心に誓っています。

そう、人を傷つけ、責め、貶める言葉は、

それを使った人の人間性を映す鏡のようなもの・・・

だから、人を傷つけ、責め、貶める行為は、

それを “された人” のみならず、“した人” に返ってくる・・・

そういうものではないかと思っています。
警察官だったわたしの亡き父は、

生前よくこんなことを言っていました。

「感謝を忘れなければ大抵のことはゆるせるもんだ。

それでも、どうしても腹が立ったら

“おたんこなすのすっとこどっこい野郎”

“あんぽんたんめ!”と言うくらいで堪忍してやろう。

もしも本当に堪忍袋の緒が切れたら・・・

その時は警察や裁判所の出番だ」

“おたんこなす” “すっとこどっこい” “あんぽんたん” は

落語によく登場しますね。

落語は、義理人情が棹さす時代の文化です。

義理人情と言えば・・・あの寅さんも言ってましたよね。

「それを言っちゃあ、おしめえよ」って。

おっしゃる通り、それを言っちゃあおしめえな言葉が、

あると思います。

この世の中に真の絆や愛、平和を求めるなら・・・

“それを言っちゃあおしめえな言葉”は使わないほうがいい、

わたしは、そう思っています。
 
ぼくたちのこたえ

やられたら やり返せ
受けた痛みを 倍にして
悪いヤツは打ちのめせ
ひとり残らず たたきつぶせ
ぼくなら そんなことは しないさ
笑って ゆるしてやるさ
仕返しなんか しないのさ
それが ぼくたちなのさ
ぼくたちの こたえさ

どこかのエライ人が それは正しいことだという
みんなが 恐い顔で コブシをふり上げて たたかうぞ!!
ぼくなら そんなことは しないさ
わらって ゆるしてやるさ
戦争なんか しないさ
それが ぼくたちなのさ
ぼくたちの こたえさ

強いものに味方しろ 協力しなきゃ はずされるぞ
愛なんか恋なんか 忘れちまえ 笑顔なんか 何の得にもならない!!
ぼくなら そんなことは しないさ
だまって ゆるしてやるさ
ケンカなんか しないさ
それが ぼくたちなのさ
ぼくたちの こたえさ
それが ぼくたちなのさ
ぼくたちの こたえさ

ぼくなら そんなことはしないさ きみの微笑みを
ぼくなら そんなことはしないさ 明日につなげて
ぼくなら そんなことはしないさ 命の数だけ
ぼくなら そんなことはしないさ 明日にとどけて
「サルサガムテープ」というバンドの、

「ぼくたちのこたえ」という曲をとても気に入って聴いています。

サルサガムテープの主要メンバーには “知的障害” があるそうです。

かつて忌野清志郎さんとコラボしたこともあるとか・・・

今この時代に清志郎さんが生きてらっしゃったら・・・

最近よくそんなことを思います。
  • 大ママ

    はじめまして!
    お名前はまえから存じ上げていましたがこちらにお邪魔したのは初めてかも?

    ずっともやもやしていた私の心に感じていたことにぴったりの言葉がはいってきて思わずコメさせていただいてます。
    正義?をふりかざして言葉の剣を振り回すのはやはり違うのではとずっと思っておりました。
    きちんと両方の話が聞きたいと思ってました。
    行動自体は感心し、尊敬してるのにやり取りの刃の剣の情けなさに応援をためらう今。
    「それをいっちゃあ、おしめえよ」本当にそうなんです。
    ほとんどなにもできない私ですが福島(だけではありませんが)を忘れず少しずつでも動きたいと思いました。
    いま懸命に生きている仔たちに役立つ方法を考えてみたいです。

  • 僕にとっては大切な方々です。
    どっちを選ぶとか、そんな問題ではなくて「目指す思いが一緒なら」と思ってる次第ですが、区切らないといけないのでしょうネ。

    感謝・・
    義理人情・・
    大好きな言葉です。

    ありがとうございましたm(__)m

  • user

    SHINYAさん
    いつもありがとうございます。
    この数カ月の苦しかった胸の内・・・明かすまいと思っていたのですが。すみません・・・

  • user

    大ママさん
    わたしも大ママさんのお名前はよく伺っておりました。
    ここしばらくシェルターにも行けていませんが、あの子たちのことを忘れることはありません。わたしなりに出来る精一杯のことをこれからも続けさせていただきたいと思います。
    いつも行き場のない子たちのために本当にありがとうございます。

  • こんばんは!
    素敵な歌ですね。
    私にも知的障がいの方のお友だちがいます。
    その方は 会うと必ず握手を求めてきます。
    彼のふんわりと包み込む細くて柔らかくて温かい手は どんなささくれた気持ちも穏やかにします。
    私が知っている中で最強の手だと思っています^^
    この歌もそんな強さを持っていますね。

    世間では「倍返しだ!」が流行っていて
    「倍返しても、にがい気持ちがさらに倍になって帰ってくるんじゃ?」と思ってました^^;
    (堺雅人さんはゴールデンスランバーの時からファンなので見てましたが^^)

    にがにがしい倍返し よりも 最初に願った通り 楽しく 今できることを していきます。

    ブランチさんのこの記事を読んで、そう思いました。
    ありがとうございます。
    また、何かありましたらお力お貸しくださいね。
    よろしくお願いいたします。

  • user

    萩さん

    ご無沙汰してしまってすみません。
    そして、いつも被災わんにゃんのためにありがとうございます。
    相変わらず周囲は騒がしいのですが、
    今回のいろいろなことでひとつ決めたことがあります。
    うわさ話、誹謗中傷に類する話には耳を貸さない、同調もしない・・・
    結局それが大切なもの守る近道だと気づくことができました。
    叩かれても叩かれてもやり返したりせず、
    言い訳すらなさらずにじっと耐えていらした、
    萩さんから本当に多くのことを学ばせていただきました。
    重ねましてありがとうございます。

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◆ピン(♂)
福岡市の繁華街で行き倒れていました。実は、天使か福の神の化身。だってピンちゃんをギュッと抱きしめて願ったことは、すべて叶ったんですもの。(株)ミス・ブランチの永久名誉会長。享年12歳。


◆コペ(15歳・♂)
ピンちゃん亡き後のウチの長男。名前を呼ぶとシッポを立
てて「ニャーン」と返事をして飛んできます。前世は忠犬だったと思われる可愛いヤツです。


◆しまじろう(3歳・♂)
線路のそばで飢えて弱ってい
たところを保護され、2009年10月にウチの子に。過酷な野良子猫時代を送ったせいで歯肉炎の持病があるものの、食欲旺盛、元気いっぱい。最近甘え上手になってきました。


◆リリー(3歳半・♀)
しまじろう君とほぼ同時に迎えたママ大好きっ子。ママが他の子をちょっとかまうのも我慢できず、大声で鳴いて抗議します。嫉妬深いところも可愛いお姫様です。


◆ルネ吉かつお(3歳半・♂)
岩手県ニャン。盛岡市の繁華街でお腹を空かせて行き倒れているところを「プチポンもりおか」のサヴァさんに救出され、縁あって2010年春、九州・福岡へ。ピンちゃんそっくりの容姿&性格で癒してくれる天使です。


◆ファミ(1歳・♀)
あの3.11以降、福島原発被災動物シェルター『にゃんだーガード』へボランティアに行って出会った、ピンそっくりの女の子。人見知り全然なし! どんな人にもイチコロでなついて甘えるモンスター級アイドル猫です。