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世界の男女間格差 日本は105位
10月25日 11時9分

世界の男女間格差 日本は105位
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世界各国で社会進出における男女間の格差がどのくらいあるか調査した結果が発表され、日本は、女性の議員が減ったことなどから去年より順位を4つ落として136か国中、105位になりました。

世界の政治や経済界のリーダーが集まるダボス会議の主催で知られるスイスの経済研究機関、世界経済フォーラムは、政界や経済界への参加や教育の機会などの観点から世界各国の男女の格差について毎年、調査しています。
25日、ことしの報告書が発表され、対象となった136か国の中で、男女間の格差が最も少ない国は5年連続でアイスランド、2位はフィンランド、3位はノルウェーなどと北欧の国々が上位を占めました。
アジアからはフィリピンが5位に入りました。
日本は、去年より順位を4つ落として主要国では最も低い105位でした。
日本は、教育や健康の分野で男女間の格差はほとんどありませんでしたが、経済の分野では賃金や管理職への登用の面で格差が大きく、政治の分野でも女性の議員が減っているなどと指摘されています。
一方、パキスタンが135位、イエメンが最下位の136位となるなど教育の機会で格差の大きいイスラム諸国が低い順位となりました。
報告書は、こうした国々では女性の教育に力を入れることで経済格差を無くすことにもつながると指摘しています。

格差の小ささ順位


男女間の格差の小ささを示す順位は次のとおりです。
1位がアイスランド、2位がフィンランド、3位がノルウェー、4位がスウェーデン、5位がフィリピン、6位がアイルランド、7位がニュージーランド、8位がデンマーク、9位がスイス、10位がニカラグア。
また、イギリスが18位、アメリカが23位、フランスが45位、ロシアが61位、中国が69位、韓国が111位でした。
一方、パキスタンが135位、イエメンが最下位の136位となるなど、イスラム諸国で男女間の格差が大きくなっています。

女性の活用積極的に推進へ

社会進出における男女間の格差の調査で、日本が去年より順位を下げて136か国中105位になったことについて、男女共同参画を担当する森少子化担当大臣は、閣議のあとの記者会見で、「やはり順位が下がると悔しい。安倍内閣では女性の活躍の推進に向けて安倍総理大臣が経済団体に女性の役員・管理職への登用を要請したり、私も政党に女性の候補者の割合が高まるように働きかけたりしてきた。今後も積極的に取り組みを進めていく」と述べました。

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