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覆面姿で性的暴行、DNA鑑定でようやく検挙 /蔚山

2005-07年に被害相次ぐも迷宮入り

 2005年8月27日午前3時、蔚山市南区に住む40代の女性の自宅に、覆面姿の男が侵入した。男は女性を果物ナイフで脅し、手足を縛って性的暴行を加え、現金5万ウォン(現在のレートで約4600円)を奪い逃走した。05年から07年にかけ、同市中区や南区では似たような手口による強盗・強姦(ごうかん)事件が相次いで発生し、女性たちを恐怖に陥れた。犯人は40-50代の女性たちをターゲットにし、黒い覆面を着け目だけを出した姿で、主に網戸を破って侵入したため「覆面バーバリー(連続性的暴行犯)」と呼ばれた。だが、6人の女性が性的暴行の被害に遭い、一部の人は金品を奪われたにもかかわらず、警察は犯人を検挙できなかった。

 この「覆面バーバリー」が、DNA鑑定によってようやく検挙された。蔚山蔚州警察署は23日、54歳の男を逮捕した、と発表した。男は先月1日、蔚山市蔚州郡彦陽邑の飲食店に盗みに入り、住民の通報を受け出動した警察に逮捕された。警察はこの男に対する取り調べを行う傍ら、口の中の細胞を採取し分析したところ、男のDNAが、2005年から07年にかけ発生した4件の強姦事件の容疑者の体液のDNAと一致した、と説明した。

蔚山= 権慶勲(クォン・ギョンフン)記者
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