2013年10月25日12時53分
【尾崎文康】大阪市教委は25日、保護者へのセクハラ問題で更迭した男性の民間人校長(59)を、学校に復帰させず、自主退職を求めることを決めた。校長も退職を受け入れる意向。研修と教育委員の面談の結果、反省が不十分で課題を直視できていないと判断した。市教委が民間人校長に退職を求めるのは初めて。
永井哲郎教育長は「高い倫理観、人権感覚を求められる校長としては問題があると判断した」と話した。
4月に公募で採用され、市立小学校に勤めていた校長は、児童の母親の体を触り、不適切なメールを出すなどしたとして、先月、減給処分を受けた。その後、校長経験のあるベテラン職員らによる再発防止の研修を受け、今月22日に教育委員と面談した。
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