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厚労省の備品紛失 28億円分10月18日 18時0分
厚生労働省は、東京の本省や地方にある検疫所などで、パソコンや電子顕微鏡など28億円分の備品が紛失したり、正式な手続きを経ないまま廃棄されたりしていたことを明らかにしました。
厚生労働省は、去年、国立感染症研究所など3つの研究機関で、備品の紛失や所在が分からなくなっている事案が相次いだことから、東京の本省や地方にある検疫所、それに労働局など85あるすべての部局や関係機関で、50万円以上の備品を確認しました。
その結果、パソコンや電子顕微鏡など1161件、購入時の価格で28億6400万円分の備品が紛失したり、新たな機器を買い替える際に正式な手続きを経ないまま廃棄されたりしていたことが明らかになったということです。
正式な手続きを経ないまま廃棄されていた備品のうち、高額なものとしては、6850万円の医療用のX線装置や、5760万円の液体の分析装置が含まれるということで、厚生労働省は備品の管理に対する認識が不足していたとして、マニュアルを作成するとともに職員への研修を実施することにしています。
厚生労働省は「省内の多くの組織で不適正な管理が行われ、誠に申し訳なく思います。再発防止に努めます」としています。
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