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25 Oct 2013 08:58

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【インタビュー】May J.、圧倒的な歌唱力で“真の愛”を唄うバラード作品『Love Ballad』

BARKS 10月23日(水)16時2分配信

【インタビュー】May J.、圧倒的な歌唱力で“真の愛”を唄うバラード作品『Love Ballad』

May J.

カラオケ対決をするテレビ番組ではさまざまな楽曲を唄い上げ、番組内でも「歌姫」と呼ばれるMay J.。そのズバ抜けた歌唱力の高さはお茶の間でも話題に。6月にもカバーアルバム『Summer Ballad Cover』をリリースしたばかりだが、今度はオリジナルのバラードばかりを集めたオリジナル・バラードアルバム『Love Ballad』を10月23にリリース。本人も思い入れたっぷりの今作について聞いた。

◆May J. オフィシャルサイト

■男女の関係だけじゃなく、家族、友達などいろんな“LOVE”がある
■大切な人のことを考えながら聴いて欲しいです

――6月にもカバーアルバム『Summer Ballad Cover』を出したばかりですが、早くも新作の『Love Ballad』が完成しましたね。

May J.:はい。もともとバラードのアルバムを作りたいと思っていたので、そういう曲を貯めていたんです。前作のカバーアルバムもバラードというテーマでリリースしたんですが、リスナーの人が求めているのはそこなんじゃないかなって思いもあったんです。なので今度はオリジナル作品で全曲バラードのものを作ろうということになりました。

――バラードが求められているというのはいつくらいから感じていました?

May J.:去年から一年ほどカラオケ対決をするテレビ番組に出演させていただいたのがきっかけですね。そこで唄う曲が毎回バラードなんです。たまたまなんですけど。でも、それをたくさんの方に聴いていただけて、反響も大きくて。そういう反響があったからこそ、皆さんが求めているものにしっかりと応えたいなということで、カバーアルバムで全曲バラードの作品『Summer Ballad Cover』を作ったんです。その作品もたくさんの人に届けることが出来たんですが、次はオリジナルでバラードを聴きたいっていう声があって。もちろん、今までもオリジナルでバラードも唄ってたんですが、今度はもうちょっと幅広い年代の方々に聴いていただけるような、誰もが経験したことがあるようなものを唄いたいと思ったんです。しかも、真の愛を唄った、温かい気持ちになれるようなバラードにしたいなと。それで『Love Ballad』が出来ました。

――“真の愛”というのはバラードに一番似合うテーマということで選んだんですか?

May J.:May J.の歌詞の世界観って、昔からポジティブなんです。切ない曲であっても、必ず最後に何か希望が持てるようなメッセージを常に入れたいと思ってずっと作ってきているので、May J.が唄うバラードっていうのは、そういった温かい気持ちになれるものっていうのはずっとありました。

――バラードは、May J.さんが唄っていても心地よい?

May J.:はい。昔からバラードを唄うのが大好きでした。でもバラードだけでアルバムを作ることってなかなか出来ない。それがやっと出来たっていうのが嬉しいですね。

――しかも、バラードと言えども幅も広いですしね。

May J.:はい。声の表情も違いますし、愛のテーマもいろんな形がありますし、そこはいろいろ考えて作りました。愛といっても、男女の関係だけじゃなく、家族、友達っていろんな“LOVE”があると思うので、大切な人のことを考えながら聴いて欲しいと思うんです。今回は自分で書いた曲もあれば、書いてない曲もあるんです。っていうのは、自分が描くと25歳の等身大になってしまう。幅広い年代の方々にも聴いていただけるものを作るには、経験を積んだ感性で歌詞の世界を描かなければいけない。そんな思いで作詞家さんに託しました。

――作詞家からの歌詞はどうやって自分のものにしていくんですか?

May J.:それはやっぱり自分で書いたように自分のものにしなければならないので、その歌詞から自分が連想する過去の出来事をもう一度思い出して、“ここの部分は、あの時のあの気持ちを唄おう”って、細かく考えていきました。

――例えば「Lovin’ you」はどこから膨らませたんですか?

May J.:この曲は“真の愛”を唄っているんですが、自分は3歳の頃からずっと歌手になりたくて、それを目指して14歳でオーディションを受けて18歳でデビューしたんです。でもデビューしてからも大変なことがいっぱいあって、自分が届けたい歌が届かなかったり、そういう辛いことがいっぱいある中でも、今まで頑張って来れたのは、ずっと支えてくれる人たちが周りにいたからだと思うんです。その人たちはもちろん、ファンの皆さんからの愛があったからこそ、私は今、唄えている。だから今度はそんな皆さんに、私からの愛を伝えたいという気持ちで唄いました。

――歌詞に書かれている以上の愛が詰まってる感じがしますね。

May J.:そうです。私にとって歌ってとても大切なものだし、その私の歌を好きで支えてくれている人っていうのは本当に大切ですから。その愛って、すごく大きなものなので。

――「きみの唄」は、何があっても君のことを思っているよっていう深い愛の唄ですね。

May J.:誰かに対して、常にパーフェクトでいることって出来ない。苦しんだり、悲しんで涙を流すことって必ずあると思っていて、ただ、そういうところもしっかりと受け入れてくれる人っていうのは、本当の愛を持っている人だと思うんです。自分の完璧なところだけが好きっていうわけじゃなく、影の部分も理解してくれる人っていうのが、本当に自分を愛してくれている人。そういう人の支えがあると、もっと幸せになれると思うんです。その人に出会えたことに対しての感謝の気持ちだったり、その人とずっと一緒にいられるかわからないけど、一緒にいられるのであれば永遠に一緒にいたいっていう、切ない気持ちもこもっています。

――これからウエディングシーズンでもありますが、披露宴にもピッタリの曲ばかりですよね。特にMay J.さんが作詞をしている「Eternally」。

May J.:はい。「Eternally」は特にウエディングを意識しているんですよ。今年、幼なじみが結婚をしたので、その子のためにウエディングソングを作りたいっていうところから始まって完成したんです。

――キンモクセイが香る頃に出会ったとか、歌詞のディテールがかなりリアルですよね。

May J.:結婚する二人と私で話し合って、出会いのときの話とか、辛いこと、嬉しかったことを聞き出して、それを元にしつつ、みんなも経験するんだろうなっていうことも織り交ぜて書きました。

――ちょうど今キンモクセイの香る時期でもあって、すごく情景が目に浮かんでくるような歌詞は取材によるものなんですね。

May J.:そうなんです(笑)。取材しました。

■May J.の歌声でバラードを聴きたいっていう意見が多くなって
■バラードだけのオリジナル作品が出せることになったんです

――英語詞の「Shine Bright」もMay J.さんの作詞ですね。

May J.:これは昔から思ってることなんですが、今日うまくいかないことがあって落ち込んだとしても、また明日からは新しい一日で、新しいスタートだから、いつまでも悩んでいないで、新しい気持ちで頑張ろうよって。それを友達だったり彼だったり、落ち込んでいる相手に対して応援している感じの曲ですね。

――英語で書くというのはMay J.さんだからこそ出来ることなのかなと思いますが。

May J.:昔から洋楽中心に聴いてましたからね。英語のほうがスラスラ書けるというところがあります。

――「泣いていいよ」は、メロディがどんどん展開していくので、唄の難易度が高そうですね。聴いてるとすごくドラマティックで、包み込むような優しさを感じます。

May J.:この曲はうまく唄おうとすればするほど伝わらなくなる感じがしちゃって。楽譜通りに完璧に唄うのではなく、歌詞を読んで出て来た感情のまま唄っています。この曲は守ってあげたいって気持ちなんです。

――女性ならではの母性愛ですね。

May J.:ふふふ(笑)。お互いが苦しいときは、守ったり、守られたり、支え合っていかなきゃならないと思うんです。「きみの唄」と「泣いていいよ」で、その両方を伝えられて良かったと思います。

――本編はここで終わりですが、ボーナストラックのカバー2曲がまた豪華なラインナップですね。「I Believe」はBIGBANGのV.Iくんをフューチャリングしていますが。

May J.:V.Iさんはアルバムでも一度コラボさせていただいているので、面識もありますし、すごくスウィートな声が魅力的だなと思っていたんです。「I Believe」って二人一緒にいることの大切さを唄っていて、まさに今回のコンセプトにピッタリな曲なんですよね。この曲は男性の方とぜひ一緒に唄いたいなと思って。韓国では国民的に知られている曲というのもあるし、韓国にゆかりのあるアーティストさんがいいなということでV.Iさんにお願いしました。

――「涙そうそう」は満を持しての音源化じゃないですか?

May J.:そうなんです。テレビ番組で唄って。歴代最高得点を獲った曲で、“ぜひCDにして欲しい”という意見がすごく多かったんです。遠くにいる人のことを思いながら唄う曲なので、コンセプトにも合うなと思って。

――DVD付のほうにはライヴ映像も収録されているんですね。

May J.:4月に全国ツアーをやったんですが、その最終公演、東京の映像が100分以上入っています。ツアーではMay J.の7年ぶんの代表曲ばかり唄っているんです。初めてMay J.のオリジナルでこのアルバムを手にした人は、このDVDを観て、今までのMay J.も全部これでわかると思います。カバーも唄ってますしね。今までのMay J.と新しいMay J.、両方観てもらいたいという思いで今回の作品に収録しました。CDもいいですけど、それだけでは伝わらないものってあるんです。だから、ぜひライヴに足を運んでもらいたいと思っているんですよね。生で聴いて、その空気感を味わうことで、音源では感じられないものもあると思うので。それはぜひ、ライヴでしか聴けないので、これを観たあとはライヴにも来て頂いて一緒に盛り上がれたらなと思います。ダンスも踊ってますし。

――ずっとやりたかったバラードの作品をリリースして、満足度はいかがですか?

May J.:今までMay J.って言うと「Garden」のイメージが強かったと思うんです。「Garden」をリリースした当時は、嬉しかったんですが、そこだけでとどまってしまった気がしていて。自分は他にもこういう唄も唄える、バラードも唄えるんだよっていうことを証明したかったんです。でも、それがなかなか伝えられなくて。ただ、テレビ番組で歌声にフォーカスされるようになって、曲ももちろんですが、歌声を聴きたいって言ってくださった方がすごく増えたと思うので、それがすごく嬉しいんです。May J.の歌声でこういうバラードを聴きたいっていう意見が多くなって、今回、バラードだけのオリジナル作品が出せることになったので、その変化はすごく嬉しいです。

――認められた結果の今作なんですね。

May J.:はい。やっと土俵に上がれたという気がします。今まで、曲だけじゃなく、その人がどういう人でっていう、アーティスト自身をみんなに理解してほしいという思いもあったんです。その上でどういう歌を唄うのかっていうところまで伝えられていなかったことが今まで悔しかったので、やっと“歌声”っていうところで、しっかり聴いてもらえるスタンスを作ることが出来たんじゃないかなと思います。

――May J.さんは番組の司会やファッション雑誌でも活躍してらっしゃるけど、やっぱり核となるのは歌ですものね。

May J.:はい。ファッションも好きですけど、やっぱり自分には歌だなって思います。

取材・文●大橋美貴子

『Love Ballad』
10月23日(水)発売
【初回盤限定(CD+DVD)】¥3,360(tax in) RZCD-59423/B
【通常盤(CD)】¥1,890(tax in) RZCD-59424
<CD>
1.Lovin' you
2.きみの唄
3.Eternally − Wedding ver. −
4.Shine Bright − Love Ballad ver. −
5.泣いていいよ
6.涙そうそう(カヴァー)
7. I Believe [Japanese Version] feat. V.I(from BIGBANG)(カヴァー)
<DVD>(収録分数:約100分)
[MUSIC VIDEO]
1. Lovin’ you [Music Video]
2. きみの唄 [Music Video]
3. Eternally [Music Video]
[May J. TOUR 2013 -7 Years Collection - at 2013.4.26 shibuya O-EAST]
[収録予定曲]
01. Garden (2BEDROOM PROGRESSIVE ANTHEM)
02. DO tha’ DO tha’
03. HERE WE GO
04. No No No
05. Rewind
06. FREEDOM
07. 夜空の雪
08. Acoustic Medley
・Dear…
・旅立つ君に
・あの日があるから
・TSUBASA
09. Sing for you / May J.×MAY'S
10. ハナミズキ
11. 白い雲のように with クリス・ハート
12. A Whole New World with クリス・ハート
13. Eternally
14. Be mine 〜君が好きだよ〜
15. Shiny Sky
16. 風になりたい with Vimclip
17. Beautiful days
18. RAINBOW
19. Garden
[アンコール]
En.1. Precious
En.2. ありがとう

<「Love Ballad」スペシャルイベント>
10/26(土) (1) 13:00〜 (2) 16:00〜
会場:ピオニウォーク東松山 ピオニコート1F
10/27(日) (1) 13:00〜 (2) 16:00〜
会場:イオンモール盛岡南
11/2(土)(1)13:00〜 (2)16:00〜
会場:イオン市川妙典 1番街屋上特設会場
11/4(月・祝) (1) 13:00〜 (2) 16:00〜
会場:モラージュ菖蒲 滝のコート
11/10(日) (1)13:00〜 (2)16:00〜
会場:けやきウォーク前橋 けやきコート1F

<SANUKI BEAT 2013 -秋の陣->
11/3(日)アルファあなぶきホール・大ホール

<第3回鹿児島県ヤング献血フォーラム>
11/17(日)宝山ホール(鹿児島市)

<WonderGOO守谷店GOOstスペシャルイベント>
11/24(日) WonderGOO守谷店GOOst

<Lovers' X'mas Live>
12/14(土)輪島市文化会館(石川県)
出演:May J.、川嶋あい、竹仲絵里
[問]輪島市教育委員会文化課 0768-22-7666
[問]サウンドソニック 076-291-7800

<FamilyMart presents MUSIC FOR ALL, ALL FOR ONE 2013>
12/21(土)、22(日)、23(祝)国立代々木競技場 第一体育館
出演アーティスト:
12/21(土) 加藤ミリヤ/May J. ・・・and more!
12/22(日) クリス・ハート/JUJU・・・and more!
12/23(祝) JASMINE/きゃりーぱみゅぱみゅ/SPYAIR・・・and more!
[問]キョードー東京 TEL:0570-550-799
(オペレータ受付時間 平日12:00〜18:00/土日祝10:00〜18:00)

最終更新:10月23日(水)16時2分

BARKS

 
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