日本ユニセフ協会(東京)の「ユニセフ・キャラバン・キャンペーン」が18日、津山市国分寺の市立河辺小学校であった。貧困など厳しい環境で暮らしている途上国の子どもたちの状況や、ユニセフの活動への理解を深めてもらうため、出前授業を開いた。

 国際児童年の1979年から全国を巡回しており、県内への訪問は8回目。この日は5年生の52人が参加した。

 ネパールの子どもたちが、水くみのため毎日何時間もかけて遠くの水源まで山道を何往復もしている実情などを収録したDVDを上映。協会職員の高円宮家長女の承子(つぐこ)さま(27)が「村に井戸を掘って、水運びの残りの時間に子どもたちが学校に通えるように支援しています」とユニセフの活動を説明した。

 児童たちは重さ約15キロの水がめを持ち上げて水運びも体験した。岡田竜太郎君(10)は「大変さがわかりました。みんなが学校に行けるようになってほしい」と話していた。

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