【ＤｅＮＡ】キヨシ、松井外してズッこけ！柿田獲得にエビ反り絶叫！

外れ１位で柿田の交渉権を獲得し、ガッツポーズの中畑監督（中央）。クジを外した栗山監督（左）と和田監督は悔しがった（代表撮影）

松井のクジを外しガックリの中畑監督

多くの報道陣に囲まれる巨人に１位指名された日本生命・小林誠司（右）とＤｅＮＡに１位指名された柿田裕太（左）

　プロ野球ドラフト会議　ｓｕｐｐｏｒｔｅｄ　ｂｙ　リポビタンＤ」が２４日、都内のホテルで行われた。

　当たりクジを握りしめた右手を突き上げ、中畑監督はエビ反りしそうな勢いで絶叫した。３球団による外れ１位抽選で、日本生命・柿田裕太投手（２１）の交渉権を獲得。「日生の仕事は結構してたんですよ」とジョークを飛ばした後、「セールスレディーのみなさんも応援してくれると思う。よろしくお願いします！」。自身３度目の抽選で初めて当たりを引いた興奮からか、キヨシ節がさく裂した。

　監督自ら「相思相愛」と言い張ってきた桐光学園・松井は、５球団競合の末、抽選で逃した。ドラフト前日には「引いちゃう気がする」と勝利宣言まで飛び出したが、昨年の東浜に続き２連敗。クジを開くと同時に、壇上でずっこけるしぐさも見せた。

　だが、切り替えの早さはさすがだ。再抽選の際、観覧席のファンから「キヨシ！　最後のチャンスだぞ！」とリアリティーのあるヤジが飛ぶと突如、勘がさえた。左端の封筒を選び、見事、交渉権をゲットした。中畑監督は「ヤジのかけ方がうまいよな。リラックスして引けたよ」と感謝。「クジはいつも右に行きたがるから『逆も真なり』で左に行った。まあ、アレは左寄りだけどな。へへへ」と大喜びだった。

　２位ではホンダ熊本・平田真吾投手（２４）、４位ではＪＸ―ＥＮＥＯＳ・三上朋也投手（２４）と即戦力投手を指名。ほぼ構想通りのドラフトとなり「ウチの補強ポイントが明確に出た。的を射たドラフトになった」と、まじめに締めくくった。来季のＣＳ進出は、中畑チルドレンの勢いにかかっている。