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政治

韓米の安保担当高官 作戦統制権問題合意に向け協力へ

【ワシントン聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の金章洙(キム・ジャンス)国家安保室長(閣僚級)が訪米し、24日(現地時間)にホワイトハウスでライス米大統領補佐官(国家安全保障担当)と会談した。韓国の国家安保室によると、有事作戦統制権を韓米連合軍司令官(在韓米軍司令官兼務)から韓国軍へ移管する条件と時期について、来年上半期中の合意を目指し緊密に協力することにした。

 作戦統制権をめぐり両国は2012年4月17日付けの移管に合意した後、2010年の韓米首脳会談で2015年12月1日までの延期を決めた。さらに今年に入り、韓国政府が再延期を要請。両国は今月2日に開催した韓米定例安保協議(SCM)で、来年上半期までに移管時期を最終調整することで合意した。

 これに関し韓国政府関係者は「今回の会合は、今後の両国懸案をめぐる交渉が円滑に進むようムード作りをすることに意味があった。十分に互いの意見を交換したようだ」と話した。

 金室長とライス補佐官は北朝鮮問題に対し、対話の扉を開いておきながらも、強い抑止力を基に挑発には断固対応していくとの姿勢を確認した。

 北朝鮮核問題に関しては「非核化の実質的な進展に向け、対話のための対話ではなく、北朝鮮が真剣に措置を取ることが緊要」との認識を再確認したという。また、北朝鮮が正しい方向へ変化するには中国の役割が重要とみて、韓米が共同で働きかけを強めることでも意見が一致した。

 両者は今後、必要な場合は随時の電話協議などを通じ意思疎通と協力の強化を図ることにした。韓国の国家安保室と米国の国家安全保障会議(NSC)間の常時協力体制の構築にも取り組む。

 大統領を補佐する韓米の高官が会談するのは朴槿恵(パク・クンヘ)政権では初めて。5月の韓米首脳会談の合意事項を受けた措置を点検し、来年予想されるオバマ米大統領の来韓問題についても意見調整したとみられる。

mgk1202@yna.co.kr