伊豆大島 全域に避難勧告も検討10月25日 5時3分
伊豆大島では、26日にかけて台風27号が接近するおそれがあり、大島町では25日午前中に大規模な土砂災害が起きた地域を中心に住民に避難の準備を促す情報を出したうえで、最新の気象データなどを参考に情報を出す対象を広げ、島内全域に避難勧告を出すことも検討しています。
台風26号の豪雨で大規模な土砂災害が起きた伊豆大島では、これまでに31人の死亡が確認され、今も13人が行方不明になっています。
26日にかけて台風27号が接近するおそれがあるなか、町では土砂災害の危険性が高まる前に住民の避難を終えたいとしていて、25日午前中に、大規模な土砂災害が起きるなどした元町地区と泉津地区の住民に対して、避難の準備を促す情報を出す方針です。
そのうえで、これまでの雨で島内全域で地盤が緩んでいるおそれがあるとして、25日朝、新たに気象庁から提供された最新のデータなどを参考にしたうえで情報を出す対象を広げ、元町地区と泉津地区も含めて、島内全域に避難勧告を出すことも検討しています。
町では、自力での避難が難しい高齢者や障害者などについて、避難の準備を促す情報を出した時点で、バスや車などを準備して、地域の消防団や警察などが避難所まで優先的に移動できるよう支援することにしています。
大島町の川島理史町長は、「多大な犠牲を払ったなかで、2次災害を出さないため万全を尽くしたい」と述べました。
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