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【サッカー】

香川 欧州CLフル出場 モイズ監督「初めて本当のシンジ」

2013年10月25日 紙面から

◇欧州CL・1次リーグ第3節 マンチェスター・ユナイテッド1−0レアル・ソシエダード

 【マンチェスター(英国)原田公樹】欧州チャンピオンズリーグ(CL)は23日、1次リーグ8試合を行い、A組でMF香川真司(24)のマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)はホームでレアル・ソシエダード(スペイン)を1−0で下し、2勝1分けで首位を守った。香川は左MFで先発フル出場した。D組でMF本田圭佑(27)のCSKAモスクワ(ロシア)はホームでマンチェスター・シティー(イングランド)に1−2で逆転負け。D組で昨季王者のバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)、B組のレアル・マドリード(スペイン)は3連勝で首位。

 試合後、香川は「結果が欲しかった。ちょっと悔しい」と繰り返した。それでも表情は柔らかい。シュート3本。決定的なラストパスは2本。どれもソシエダードの好守に阻まれ、「結果」こそ出せなかったが、この夜の香川は輝いていた。

 後半、モイズ監督から「中へ入っていけ」と指示を受けると、得意のスルーパスやゴール前の狭いエリアへ入るプレーを連発。これを見てモイズ監督は決断した。終盤の10分間、香川を初めてトップ下のMFとして起用。ルーニーに鋭いスルーパス、次いでクロス、さらに自らもシュートを放った。この10分間は香川の独壇場だった。

 指揮官は「私がここに来て以来、シンジのベストの試合。まだ本領発揮ではないが、今まで見せていなかったものを見せた。私も初めて本当のシンジを見た。トップ下でプレーしたときルーニーとの関係はよかった」とべた褒めした。今季、左MFに固定されていた香川が、新たな境地を開いた。 (原田公樹)

 

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