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【大リーグ】Rソックスが8−1で先勝、WS第1戦 先発レスター好投、オルティス3打点2013年10月25日 紙面から ◇ワールドシリーズ<第1戦> レッドソックス8−1カージナルス赤靴下軍団が地元で先勝−。大リーグの今季王者を決める第109回ワールドシリーズ(WS)は23日(日本時間24日)、レッドソックスの本拠地球場フェンウェイパークで開幕し、投打がかみ合った地元のレ軍が8−1でカージナルスに快勝した。レ軍は先発左腕ジョン・レスター(29)が7イニング2/3を5安打無失点、8奪三振(K)、1四球に抑える好投。打線もマイク・ナポリ一塁手(31)が1回に先制の3点適時二塁打、主砲の指名打者デービッド・オルティス(37)が2点弾を含む3打点と効果的に得点した。カ軍はエース右腕アダム・ウェインライト(32)が5イニング5失点で早期降板するなど、本来の力が出せなかった。第2戦も24日(同25日)、同球場で行われる。 エース左腕がその呼び名にふさわしい快投を見せ、6年ぶりの世界一を目指すチームに大事な1勝をもたらした。 WS開幕戦を任されたのは4連勝スイープでレ軍がロッキーズを下した2007年WS第4戦でも先発したレスター。「ワールドシリーズならではの状況でも、どう準備すればいいかということは分かってる」と試合前に長々とあったセレモニーにも動じることはない。直球主体にカットボール、カーブを織り交ぜ、いつものように淡々と凡打の山を築いた。 球数の関係で8回途中で退いたが、危なげない投球でチームを先導し、降板時には3万8000人超の地元ファンから拍手喝采を浴びた。「本拠地での初戦をものにできたのは大きい」とレスター。その顔に役割を果たせたという充実感が広がった。 “WS男”襲名の日もそう遠くはない。WSはこれで2戦2勝。計13イニング1/3でいまだに失点はゼロだ。レ軍は04年WS第1戦から9連勝となったが、左腕は「素晴らしいことだけど、そのことについて話せるのは全てが終わった後だ。今は次の試合に集中することだけを考えている」。常に冷静沈着な男は浮かれることなく先を見据えた。 エースの快投にバットで応えたのが主砲オルティス。3回以降加点できず、嫌なムードになりかけていたベンチ、観客席の雰囲気を7回、一振りで変えた。オルティス封じで登板したばかりの救援左腕シーグリストの初球、真ん中高めの甘い直球を逃さず振り抜くと、寒風を切り裂いて高々と舞い上がった打球は、味方救援陣が陣取る右中間フェンス向こうのブルペンの屋根を直撃した。 2回1死満塁で迎えた第2打席で、今ポストシーズン(PS)2本目の満塁弾かと思われた大飛球が好捕され、右犠飛となっていただけに、「誰にも取られないように、より遠くへ飛ばしたのさ」とオルティス。ベンチに戻ると球場全体に大音量の「パピ(オルティスの愛称)」コールがこだました。 オルティスは04年から続くレ軍のWS9連勝全試合に出場。まだ負けを知らないが「まだ始まったばかり。明日も貪欲に今日のようなプレーをするだけだ」。1球で局面が一変するのがWS。その怖さを痛いほど知っている男は自らに言い聞かせるように語った。 PR情報
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