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【プロ野球】

松井は楽天 マー君超えたい!

2013年10月25日 紙面から

楽天・星野監督からのメッセージに笑顔を見せる松井=神奈川県川崎市の桐光学園高で(池田まみ撮影)

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 心はすでに楽天の一員だ。神奈川・桐光学園高で行われた会見で、松井裕樹投手(17)は笑顔を交えながら、チームの印象を語り出した。

 「今季パ・リーグで優勝した強いチーム。選んでもらって光栄だし、うれしく思う。球団が決まってホッとしました」

 本拠地・仙台で食べたい物を問われると、「牛タンです」と即答。集まったテレビ、新聞、雑誌など計57社130人の報道陣を笑わせた。

 ドキドキワクワクの連続だった。同校の会見場ではなく、別室で両親、野球部の野呂監督らとテレビ中継を見つめていた。「松井裕樹」と次々に呼び上げられ、予想を上回る5球団の競合。そして迎えた運命の瞬間…。「高い評価をいただいてうれしい。マウンドよりも今日の方が緊張しました」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 プロへの第一歩を踏み出す松井には、こだわりがある。「勝てる投手になること」だ。楽天には今季開幕24連勝を果たした偉大な先輩、田中がいる。海を渡る可能性があるものの、弟子入りを志願した。

 「学べるところがたくさんある目標の選手。今季負けていない。力を入れる場面を分かっていてすごいと思う。自分も勝負どころでギアチェンジできるように。マウンドでどんなことを考えているか聞いてみたいです」

 エースから一つ一つ吸収し「ゆくゆくは超えられるように頑張りたい」と将来的には“マー君超え”を目指すつもりだ。18歳の誕生日となる30日は日本シリーズ巨人−楽天の第4戦。「しっかりテレビで見たいと思います」。いずれは日本一を争う舞台のマウンドへ。まずは先輩たちのプレーを目に焼き付ける。 (森合正範)

 

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