UPDATE 2-ユーロ圏総合PMI、10月速報値は51.5に低下 予想下回る
(詳細を追加しました)
[ロンドン/パリ/ベルリン 24日 ロイター] - マークイットが発表した10月のユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)速報値は、総合が51.5となり、2年ぶり高水準を記録した前月の52.2から低下し、予想の52.5も下回った。
マークイットの首席エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「広範囲にわたり回復の兆しが見られる。回復はゆっくりとしたペースで一様ではなく、もろいというECBの予想とほぼ一致している」との見解を示した。その上で、PMIの数字は今四半期の成長率が0.1─0.2%になることを示している、と指摘した。
ドイツの製造業部門は、予想通り前月よりも堅調だった。一方、サービス部門のPMIは低下した。
フランスの製造業とサービス部門のPMIはともに予想を下回った。
ユーロ圏のサービス部門PMIは前月の52.2から50.9と大幅に低下。予想の52.4を下回った。
新規事業の動向を示す指数は9月に記録した2年3カ月ぶり高水準の51.7から50.2に低下した。ただ、ウィリアムソン氏は、一時的な低下の可能性があるとし、企業の先行き期待はかなり高く、人員削減のペースは以前ほどではなくなっている、と指摘した。
10月 前月 予想
<ユーロ圏=マークイット発表> 総合PMI指数 51.5 52.2 52.5 製造業PMI 51.3 51.1 51.4 サービス部門PMI 50.9 52.2 52.4
<ドイツ=マークイット発表> 総合PMI指数 52.6 製造業PMI 51.5 51.1 51.5 サービス部門PMI 52.3 53.7 53.9
<フランス=マークイット/CDAF発表> 総合PMI指数 50.1 50.5 製造業PMI 49.4 49.8 50.1 サービス部門PMI 50.2 51.0 51.3
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