「行方不明者の捜索が続いており、台風27、28号が接近しているので、現時点では町議会として動く気はないが、15日に出張に出掛けたことがまず問題だ。ナンバー2の副町長まで同じ日に出張するなど、危機管理上、考えられない。町民からは『住民の命をどう思っているのか』『すぐ辞めさせろ』という怒りの声が吹き上がっている」
川島町長は全国に8人いる共産党員の現職首長の1人。2011年4月の前回町長選で、共産党の推薦を受け無所属で出馬。新人7人が立候補する大混戦を制して初当選した。本宮町議は続ける。
「共産党支持者は『町長はきちんとマスコミ対応している』とホメているが、冗談じゃない。川島町長は町議時代、当時の町長を町議会で2時間も批判し続けたことがある。共産党は他人の追及ばかりだ。災害が一段落したら、自ら辞表を出すと信じている。もし出さなかったら、住民集会を島内各地で開き、リコールの方向に持っていくことになるだろう」
危機管理意識が欠落したトップの責任は免れそうにない。