2013年10月24日、環球時報によると、米食品医薬品局(FDA)は22日、2007年以来全米各地で600匹のペットが中国産のペットフードを食べたために死に、3600匹余りのペットから異常が見つかっていると明らかにした。
FDA関連部門の責任者は、「我々は今までにこれほど複雑で奇怪な病状は見たことがない」と話し、飼い主に情報提供を呼び掛けている。
米CBSは今月3日の報道で、死んだペットの多くはイヌで、10匹ほどのネコも含まれている。これらのペットの多くは中国から輸入した、鶏肉やアヒル肉とサツマイモで作られた干し肉を食べている。症状は、胃腸に異常が現れ、腎臓や泌尿器に問題が発生する。FDAの関連部門は多くのドッグフードに問題があるとみているが、ペットフードと病気の因果関係は明らかになっていない。
米国の現行の法律では、ペットフードは成分ごとに原産国を表示する必要はない。2011年からFDAは米国市場のペットフード1200種類以上を検査し、同時に中国の関連部門と共同で原因を究明している。現在問題とされるペットフードの多くは市場から回収されたため、ペットの罹患(りかん)率も下降を見せていると米CBSは伝えた。(翻訳・編集/内山)
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