欧州チャンピオンズリーグ、マンチェスター・ユナイテッド対レアル・ソシエダ戦。香川真司が、ようやく今季初のフル出場を果たした。序盤は少々ボールが足に付かず実戦不足を感じさせたが、徐々にフィット。スペースができだした後半には高い位置でチャンスに絡み、存在感を見せた。
これまであまりチャンスを与えてこなかったモイーズ監督だが、この日は嬉しそうに香川について語った。
「私がここに来て以来、香川のベストゲームだと思う」
「彼は本調子ではなかったが、今日の彼はこれまでにないものを見せた。私は本当にうれしい。彼のボールがないところでの努力は素晴らしかった。シンジについてみんなが、その能力について語るんだけど、今日僕は初めてそれを目にした」
おそらくは指揮官が公の場で香川を褒めるのは初めてのこと。それほどのインパクトを香川は残した。
ただ、チームとしてはソシエダを格下と見なしていた感がある。フェライニ、ヤヌザイ、そしてファン・ペルシーを休ませる余裕を見せた。ギグスをボランチで先発出場させ、左に香川、右にバレンシアを配した。
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