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震災の海への影響調べる調査船が完成
10月18日 14時24分

震災の海への影響調べる調査船が完成
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東日本大震災が東北の海の生態系に及ぼした影響を調べる新たな調査船が完成し、18日、報道関係者に公開されました。

この船は、独立行政法人の海洋研究開発機構が108億円をかけて建造した調査研究船「新青丸」で、18日、東京の晴海埠頭で公開されました。
「新青丸」には、震災が海の生態系に及ぼした影響を調べるためのさまざまな観測装置が備えられ、集めたデータは東北の漁業の復興に役立てられます。
船内には研究室があり、音波で計測した海底の地形図や、魚群探知機の画像などがリアルタイムで表示されます。
また船の甲板には、海底を探査するためのロボットも搭載され、超音波やハイビジョンカメラを使ってがれきの堆積状況などを把握することができます。
新青丸を使って調査を行う東京大学大気海洋研究所の木暮一啓教授は「震災後の東北の海の生態系を明らかにするため、詳細で多角的なデータを集め、漁業者に有用な情報を提供していきたい」と話しています。
この新しい調査研究船「新青丸」は19日は一般に公開され、午前10時から午後4時まで、東京・中央区の晴海埠頭で見学できます。

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