参院予算委:TPP担当相、聖域一部撤廃の可能性指摘
毎日新聞 2013年10月24日 11時18分(最終更新 10月24日 12時54分)
参院予算委員会は24日、安倍晋三首相と全閣僚が出席し基本的質疑を行った。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉に関連し、甘利明TPP担当相は、自民党が「聖域」とする農業の重要5項目を細分化した586品目の関税撤廃について「それぞれの国が譲れない『レッドライン』を広く構え『こっちは譲らないけどあなたは譲れ』と言ったら交渉は成り立たない」と指摘し、一部品目の関税撤廃の可能性を改めて示した。
首相は「センシティビティー(重要項目)を配慮しつつ、バランスに配慮しながら年内妥結に向けて積極的な役割を果たしていきたい」と強調した。自民党の山田俊男氏への答弁。【高山祐】