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中国の7日物レポ金利が前日に続き上昇、人民銀オペ見送り受け

2013年 10月 24日 16:00 JST
 
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[上海 24日 ロイター] - 24日の上海短期金融市場では、中国人民銀行(中央銀行)がオペ(公開市場操作)を見送ったことを受け、指標となる7日物レポ金利(加重平均)が前日に続いて上昇している。取引開始時点では5%と、前日引け時から1%ポイント近く上昇した。

人民銀はこの日、10月17、22日に続き、3回連続でオペを見送った。これを受け、今週は差し引きで580億元の資金が吸収されることになる。

市場は今回のオペ見送りについて、金融引き締めに向けた新たなシグナルとみている。

JPモルガン(香港)の中国担当チーフエコノミスト、Zhu Haibin氏は、金融引き締めを行うべき時期はすでに到来していると指摘。「経済的観点から見れば、第3・四半期の指標の一部が非常に強い内容だったことに加え、きょうHSBCが発表した10月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は着実も上昇を続けている。このことは、信用状況の正常化と信用引き締めに向けた人民銀の判断を後押しするだろう。ここ数年の政策は非常に緩和的で、信用の伸びは名目国内総生産(GDP)の伸びを大幅に上回っている」と述べた。

ロイターの取材によると、エコノミストやトレーダーらは、中国の短期金利が30%まで急上昇した6月下旬の信用ひっ迫の事態を再び招く意図が人民銀にあるとは考えていない。

一方、税金支払いと法定預金準備金の預け入れで銀行の資金需要が増える時期に人民銀が資金供給を見送ったことを懸念する声もある。

 
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