今年6月に経営破綻した韓国中堅財閥、STXグループ傘下の海運会社、STXパン・オーシャンの本社内に展示されたコンテナ船の模型。韓国では中堅財閥の経営破綻が相次いでいる(ブルームバーグ)【拡大】
韓国証券業協会のデータによると、韓国の格付け機関によって「BBBマイナス」と評価されている同国企業が発行した3年物社債の平均利回りは18日現在8.95%と、5年ぶりの低水準を記録した3月28日の8.41%から上昇。またブルームバーグのまとめでは、格付けが「BBB」以下の韓国企業による10月の起債額は440億ウォンにとどまっており、月ベースで昨年1月以来の低水準に沈む見通しだ。
韓国銀行(中央銀行)は10日、韓国の14年の成長率見通しを4%から3.8%に下方修正した。韓国経済の先行きに不透明感が強まるなか、デフォルトに陥る企業が続出するとの懸念も高まっている。
新韓金融投資のクレジットアナリスト、キム・サンフン氏は、海運や造船、鉄鋼、建設といった業界で負債比率が高く、営業損失を計上している企業は借り入れコストが上がるリスクが高いと指摘。これらの企業は「巨額の債務の償還期限が迫るなかデフォルトの次の候補として言及されている」と述べた。
中堅財閥の東部(ドンブ)グループの構成企業で格付けがBBBの東部製鉄は今年、2370億ウォンの債務が償還期限を迎える。同社は16日、表面利率9.5%の2年物社債400億ウォンを販売した後、政府系の融資借り換えプログラムに支援を仰いでいる。(ブルームバーグ Kyoungwha Kim、Whanwoong Choi)