靖国合祀取り消し訴訟の原告敗訴 韓国政府が強く批判
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の趙泰永(チョ・テヨン)報道官は24日の定例会見で、靖国神社に合祀(ごうし)された韓国の強制動員被害者とその遺族による合祀取り消し請求が東京高裁で棄却されたことに対し、「到底理解できない判決」と強く批判した。
趙報道官は「韓国人の強制徴兵・徴用被害者らの意思に反し、帝国主義の侵略の歴史を美化する靖国神社に合祀した行為は、当事者や遺族の名誉・人格をひどく侵害するものだ」と述べ、判決に遺憾の意を示した。
東京高裁は23日、旧日本軍により強制動員され戦死した韓国人被害者の遺族と生存する被害者が、日本政府と神社を相手取り合祀の取り消しなどを求めた訴訟の判決で、原告全面敗訴の一審判決を支持し遺族らの控訴を棄却した。原告側は最高裁に上告する方針を示している。
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