大瀬良１位指名！阪神・和田監督、勝負パンツ＆親子丼追加で引く

阪神がドラフト１位指名を確認した大瀬良。即戦力右腕だ【拡大】

　〔１〕神田明神で必勝参拝

　〔２〕タクシー運転手の言葉をヒントに左手引き

　〔３〕黄金ネクタイ

　幸運を呼んだ必勝のための支度が、今年はパワーアップするという。

　勝負パンツ？　「それも含めて」。占いでは鶏肉が吉？　「そうか。じゃあ昼（飯）か」。カツ丼より親子丼？　「いろいろと考えるよ」。神田明神の近くにある、そば屋さんで昼食は親子丼？　昨年の３つから５つへ、と増やしてクジを引くことを示唆した。

　裏を返せば、それほどまでにほしい逸材ということだ。最速１５３キロの真っすぐに加え、カーブ、フォークなど変化球も一級品。大瀬良を見続けた田中秀太スカウトは「上背もあり、速球もいいが、決め球のスライダーのキレが素晴らしい。田中（楽天）のようなタイプ」と開幕から無傷の２４連勝で楽天をリーグ制覇へと導いたマー君をだぶらせた。

　今季は先発ローテの５＆６番手が固定できず、さらにメッセンジャー、スタンリッジの来季の去就も不透明な状況にある。先発投手補強は球団にとっても急務。その最大のターゲットとなった男が、九州で待つ。

　さぁ、運命の日。和田監督は「とにかく（引く）イメージを持つ」と力を込めた。あの興奮を再び起こす。（栃山　直樹）

★昨年のドラフトＶＴＲ

　１０月２５日に行われたドラフト会議で阪神、オリックス、ロッテ、ヤクルトが藤浪を１位指名。和田監督は左手で交渉権確定と書かれたくじをゲットすると、南球団社長、中村ＧＭが陣取るテーブルにむかってガッツポーズ。阪神は１９８４年に嶋田章弘（箕島高）を引き当てて以来、１位抽選は１２連敗中だったが、“負の歴史”にピリオドを打った。

（紙面から）