【元ヤクルト名スカウト・片岡宏雄氏がドラフト金の卵を分析(1)】今年のドラフトの注目は昨夏の甲子園で10連続を含む22奪三振という大会新記録を樹立した松井裕樹投手(17=桐光学園)と、4季連続出場の甲子園で通算4割7分3厘、5本塁打と驚異の打棒を披露した森友哉捕手(18=大阪桐蔭)だ。そんな金の卵2選手を元ヤクルト編成部長・片岡宏雄氏(77)が徹底分析した。
松井は私が過去に見てきた高校生の左腕では、ナンバーワン。とてもバランスのいい体をしていて高校生では超抜(ちょうばつ)というぐらい良い。指名された球団にもよるが、1年目から10勝前後はできると思う。だけど、将来性となると果たしてプロに入ってこれ以上、伸びるかどうかという疑問もある。プロでの伸び幅がある選手と、もう止まってしまっている選手というのがいる。それからすると、今の松井が、すでに最高の状態になっている可能性がある。
というのも、ここ1年ぐらいの伸び幅が、ちょっと疑問。極端に言えば1、2年生の時の方が良かったぐらいじゃないかと思う。プロは入団してからも、まだまだいけるぞって大化けみたいなものを望む。その点、松井には、すでに体を使い切ってしまっているような感じを受けるのが気になる。ポカみたいなのがあってホームランを打たれたりもするしね。当初は今回のドラフトで松井に全球団が指名するぐらいの評価だったのに、ここへきて即戦力なら吉田(JR東日本)、大瀬良(九州共立大)らの名前を挙げる球団が出ている。それも今年の松井の伸び幅からだろう。今の力だけで評価すれば高校生投手ナンバーワンは間違いないけど、将来的にも入団したチームの大黒柱的な存在になるかどうかといったら、疑問。正直(174センチの)上背からしても厳しいのではないかと思う。
“女子アナセクハラ被害”を激白した元フジテレビアナ・長谷川豊がマイクをペンに持ち替えて、女子アナたちの嘔吐事件、不仲疑惑、未成年アイドルとの飲酒騒動など“とくダネ”大放出!