日馬に「相撲の神様」子孫エール…出雲大社で土俵入り奉納

出雲大社で土俵入りをする日馬富士（右後方は太刀持ちの宝富士）

　９月の大相撲秋場所で、４場所連続で優勝争いに絡めなかった横綱・日馬富士（２９）＝伊勢ケ浜＝に２３日、「相撲の神様」の子孫からエールを送られた。この日は日馬富士と白鵬（２８）＝宮城野＝の両横綱が島根・出雲大社で、同大社の６０年ぶりの遷宮を祝い、横綱土俵入りを奉納した。

　同大社の千家尊祐（たかまさ）宮司（７０）は、相撲の神様とされる野見宿禰（のみのすくね）の７１代後の子孫だという。日馬富士が大関時代から親交がある同宮司は「相撲道の発展のために、頑張っていただきたいですね」と激励した。

　初場所以来の優勝を狙う日馬富士は「縁起のいい場所なんで、心が温まった。場所に向けてという気持ちになりました」。野見宿禰の出身地とされる出雲の「パワー」と子孫からの激励を受け、九州場所（１１月１０日初日・福岡国際センター）での復活Ｖへ気持ちを新たにした。