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【プロ野球】

菅野「集大成を見せたい」 第2戦先発が濃厚

2013年10月24日 紙面から

東京ドームMVP表彰式に西村とともに出席した巨人・菅野(右)=東京ドームで(川越亮太撮影)

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 巨人・菅野智之投手(24)が23日、日本シリーズ(26日開幕)で対戦する楽天へ挑戦状をたたきつけた。レギュラーシーズンで13勝を挙げ、CSではリーグ史上初の完封勝利を収めた右腕は27日の第2戦(Kスタ宮城)での先発が濃厚。同じルーキーの則本との投げ合いになりそうだが、強力打線との対戦に集中する。

 1年目で臨む初めての大舞台。菅野の闘志はすでにメラメラと燃え盛っていた。この日は東京ドームで開かれた「東京ドームMVP表彰式」に出席。日本シリーズへの決意を聞かれ、平然と言い切った。

 「頑張れるか頑張れないかで、チームの状況が変わる。(先発を)任された以上は疲れたとか言っていられない。集大成を見せたい」。初見参となるKスタ宮城で狙うのは白星のみ。「勝って今後の励みにしたい。後悔しないように、しっかり準備をして臨みたいですね」。必勝宣言が自然と飛び出した。

 投げ合う相手は“プロ同期生”の則本。普段以上に意気込んでもおかしくはない。しかし菅野は特別な対抗意識は持っていない。「試合を僕一人でやるわけではないし、チーム単位での勝負なので…」と語る右腕。代わって、意識するのは楽天の強力打線だ。

 最も警戒するのは中軸。ジョーンズとマギーの“MJ砲”、3番・銀次を封じることに全力を傾ける。内外角を巧みにつく新人離れした投球術を駆使して、イヌワシ軍団を封じ込める決意の菅野はこう意気込む。

 「とにかく最初から飛ばしていって、『菅野なら勝てる。いけるぞ』といえる投球をしていきたい」。このコメントは広島とのCSファイナルステージで前田健に投げ勝ったと同じだ。仙台の寒さもアウェー感も覚悟の上。自らの右腕を信じて、杜(もり)の都に乗り込む。 (川越亮太)

 

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